毎年楽しみにしているSTFM(Society of Teachers of Family Medicine)のSpring conferenceがDenverで行われて、多くの日本からの参加者とともに学んできました。
今のアメリカの家庭医療におけるHot topicsを知ることはもちろん、新しい取り組みなども紹介されていました。
そんな中で、Minnesota大学Dr.David SatinによるPay for Performance(P4P)の取り組みについてのワークショップに参加し、すこぶる有用なSiteを作っているとのことで紹介していただきました。
Pay for Performance Clearing House
http://www.student.med.umn.edu/p4p/
世界各国で取り組み始められている「診療の質に対する支払制度 P4P」についてかなりまとまっているサイトです。
参考となる文献をまとめ、症候や疾病に分けて表示してあり、P4Pの教育に関しての文献もあります。
P4Pとは、患者さんや地域に対して提供される医療の質を評価し、それに基づいて医療を提供する側に支払いが行われるという制度のこと。
そのあたりがまとめられているPowerpointなどの資料は、Family Medicine Digital Resources Library(FMDRL)に投稿されています。以下のリンクから、Dr David Satinで検索すると出てきます。
Family Medicine Digital Resources Library
http://www.fmdrl.org/index.cfm
日本の保険制度では、症状や疾病に対しての治療に基づいて点数化して支払基金から医療機関にお金が入る仕組みになっています。つまり、注射をするといくら、薬を処方するといくら、入院するといくら、という感じ。このため、医療の質の改善にかかるコストは、現時点ではほぼ医療機関の「持ち出し」状態です。
要するに、現場の医療機関にとっては、「医療の質は高めたい、でもお金がない」という状況。
現時点では、安全で質の高い医療のための初期投資(IT導入など)も、システム作りも、教育、研究、評価も行うことはかなり難しいと言わざるを得ません。これまで散々「頑張ってきた」医療機関の現場に対して、お得意の「頑張れば何とかなる」と言っても、解決はしないでしょう。
この先、国によってどんな研究がなされ、どんな政策が出されていくのか、注目です。
(余談ですが、ミネソタというのは、かなり特徴的な医療制度を州をあげて取り組んでいて、アメリカの医療の特徴でもある個人医療保険による弊害をなくそうという試みのもと、州が保険基金のようなものを作って貧困層に対する医療制度の充実などを目的に運営されています。
一定の成果もあげており、私の学んだ大学院の講義でも紹介されていました。)
19 May 2009
14 April 2009
こども と ことば
ロンドンを含む周辺の地域には、結構な数の「日本語を話す方々」が住んでおられます。
そんな方々が、体調を崩された時に「日本語で」診療を受けたいという理由などから、私が勤めているクリニックへ足を運ばれます。
先日いらっしゃったのは、小学校に入る前位の男の子を連れたご夫婦でした。
男の子が風邪でも引いたのかしらと思いきや、ご両親が体調を崩されていたとのこと。
お父様とお母様の診察をしている間や、今後のことについてお話をしている最中、男の子はニコニコしながら、私の口から出てくる言葉をずーっとオウム返しのようにしゃべっていました。
私「咳はでますか?」
男の子「せきはでますかぁ!」
私「ですので、症状に合わせてお薬を使い分けていただいて、構いませんので、、」
男の子「ですので、しょー・・わせて、おくすりをつかいわれ・・かまいませんので!」
という感じ。
しかも、私の(オーバーリアクション気味な)身振り手振りもまねるという、頑張りよう。
楽しいゲームのように、彼は懸命に私の会話を追っかけてきます。
それを、ご両親は「シー!静かに聞いててね!」と遮るのですが、彼は一向にお構いなし。
きゃっきゃと笑って、私のポーズを真似ています。
特に私も気にも留めず診療が終え、薬の処方を待っている間にお母様と英国の生活について話をしていました。
何故って、こちらに来られているお母様方は、慣れない環境下でお子さんの成長のことやコミュニティ(外国人、日本人ともに)でのお付き合いなどで、結構悩まれ、お疲れになっている方も多いので。
すると、息子さんは、普段は英国人の子供たちと触れ合うことが多く、日本語が話されている環境に入ると、急にテンションが上がって活動的になって手を焼くこともあるとのこと。さらに、他の日本の子供たちと比べて、わが子の成長が劣っているのではないかと心配になる事もあると。
そこで私は、彼が診察室で見せたそぶりを振り返り、おおぉと思いいたりました。
先ほどの彼の「オウム返し」は、彼にとっての日本語の勉強だったのかもしれないと。
ちょうど、英語のSpeakingのレッスンのように、よくわからない言葉は似たような発音をし、わかる言葉ははっきりと、シャドーイングをしているような。
そして、もしかすると、お医者さんごっこのような、まねごと遊びもしていたのかもしれないと、そう思ったのでした。
お母様と話をしている間、彼はお絵かきに夢中で、「次はRedで書いてぇ、点はBlackだぁー」と、RとLの発音をばっちり使い分けて遊んでいます。やっぱり、子供の耳と脳は、英語も日本語も関係なしに吸収するのですね。彼は、私にも、何を書いているのか説明してくれます。
少なくとも、小学校に入る前の男の子として、運動機能の問題もなさそうですし、言語の分野でも日本語、英語ともに年齢相応かそれ以上、書いている絵から察しても、Fine motor-adaptiveのスケールでも年齢相応。人とコミュニケーションを取る事が出来、自分の考えを伝え、さまざまなものに興味を持っているという点でも、社会性に問題があるようには思えません。どちらかというと、積極的にかかわりを持っていくという点では、頼もしいと思えるほど。
走り回って落ち着きがないわけでもなく、集中して取り組むということも出来ています。日本語の環境にいるとテンションが上がるのは、ご両親以外の人との交流が、彼にとって非常に刺激的で楽しいからなのでしょう。
お母様いわく、英国人のコミュニティに入って半年が過ぎ、息子さんの積極性がどんどん増しているとのこと。
なるほど、行動変容には、はやり環境要因というのはかなり大きいのだろうなぁ。
診療の際の行動や絵の内容から察して、息子さんは順調に育っている様子ですよとお伝えしました。
言葉にはしませんでしたが、きっと彼は、この英国で身につけた事、体験した事を生かして、いつかご両親に感謝する日が来るだろうなぁなんて、思いました。
「私の体調がどうであっても、この子が楽しんでいるというのが、私にとっては何よりも大切なので」というお母様に育てられているこの男の子は、ご両親から沢山の愛情を受けて育っていることは、間違いなさそうです。彼のあふれる笑顔も、人に対する信頼感も、ここから来るのでしょう。
それにしても、RとLの発音、奇麗だったなぁ。
レッドじゃなくて、Redですから。
そんな方々が、体調を崩された時に「日本語で」診療を受けたいという理由などから、私が勤めているクリニックへ足を運ばれます。
先日いらっしゃったのは、小学校に入る前位の男の子を連れたご夫婦でした。
男の子が風邪でも引いたのかしらと思いきや、ご両親が体調を崩されていたとのこと。
お父様とお母様の診察をしている間や、今後のことについてお話をしている最中、男の子はニコニコしながら、私の口から出てくる言葉をずーっとオウム返しのようにしゃべっていました。
私「咳はでますか?」
男の子「せきはでますかぁ!」
私「ですので、症状に合わせてお薬を使い分けていただいて、構いませんので、、」
男の子「ですので、しょー・・わせて、おくすりをつかいわれ・・かまいませんので!」
という感じ。
しかも、私の(オーバーリアクション気味な)身振り手振りもまねるという、頑張りよう。
楽しいゲームのように、彼は懸命に私の会話を追っかけてきます。
それを、ご両親は「シー!静かに聞いててね!」と遮るのですが、彼は一向にお構いなし。
きゃっきゃと笑って、私のポーズを真似ています。
特に私も気にも留めず診療が終え、薬の処方を待っている間にお母様と英国の生活について話をしていました。
何故って、こちらに来られているお母様方は、慣れない環境下でお子さんの成長のことやコミュニティ(外国人、日本人ともに)でのお付き合いなどで、結構悩まれ、お疲れになっている方も多いので。
すると、息子さんは、普段は英国人の子供たちと触れ合うことが多く、日本語が話されている環境に入ると、急にテンションが上がって活動的になって手を焼くこともあるとのこと。さらに、他の日本の子供たちと比べて、わが子の成長が劣っているのではないかと心配になる事もあると。
そこで私は、彼が診察室で見せたそぶりを振り返り、おおぉと思いいたりました。
先ほどの彼の「オウム返し」は、彼にとっての日本語の勉強だったのかもしれないと。
ちょうど、英語のSpeakingのレッスンのように、よくわからない言葉は似たような発音をし、わかる言葉ははっきりと、シャドーイングをしているような。
そして、もしかすると、お医者さんごっこのような、まねごと遊びもしていたのかもしれないと、そう思ったのでした。
お母様と話をしている間、彼はお絵かきに夢中で、「次はRedで書いてぇ、点はBlackだぁー」と、RとLの発音をばっちり使い分けて遊んでいます。やっぱり、子供の耳と脳は、英語も日本語も関係なしに吸収するのですね。彼は、私にも、何を書いているのか説明してくれます。
少なくとも、小学校に入る前の男の子として、運動機能の問題もなさそうですし、言語の分野でも日本語、英語ともに年齢相応かそれ以上、書いている絵から察しても、Fine motor-adaptiveのスケールでも年齢相応。人とコミュニケーションを取る事が出来、自分の考えを伝え、さまざまなものに興味を持っているという点でも、社会性に問題があるようには思えません。どちらかというと、積極的にかかわりを持っていくという点では、頼もしいと思えるほど。
走り回って落ち着きがないわけでもなく、集中して取り組むということも出来ています。日本語の環境にいるとテンションが上がるのは、ご両親以外の人との交流が、彼にとって非常に刺激的で楽しいからなのでしょう。
お母様いわく、英国人のコミュニティに入って半年が過ぎ、息子さんの積極性がどんどん増しているとのこと。
なるほど、行動変容には、はやり環境要因というのはかなり大きいのだろうなぁ。
診療の際の行動や絵の内容から察して、息子さんは順調に育っている様子ですよとお伝えしました。
言葉にはしませんでしたが、きっと彼は、この英国で身につけた事、体験した事を生かして、いつかご両親に感謝する日が来るだろうなぁなんて、思いました。
「私の体調がどうであっても、この子が楽しんでいるというのが、私にとっては何よりも大切なので」というお母様に育てられているこの男の子は、ご両親から沢山の愛情を受けて育っていることは、間違いなさそうです。彼のあふれる笑顔も、人に対する信頼感も、ここから来るのでしょう。
それにしても、RとLの発音、奇麗だったなぁ。
レッドじゃなくて、Redですから。
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Social Life in UK
08 March 2009
Where the Hell is Matt? (2008) - YouTubeから
あまり動画をUploadするのは好きではないのですが、どうしてもシェアしたくなったので。
きっと、笑顔になると思います。 もしかすると、泣けてくるかも。
まずは、YouTubeでご覧ください。
Where the Hell is Matt? (2008) (HDバージョンはこちら)
www.wherethehellismatt.com/
短いVideo clipですが、思わず笑みがこぼれます。
何度も、何度も繰り返し、そのたびに笑顔になれます。
踊っているのは、アメリカ人のMatt Hardingさん。
以前2本目の"Where the Hell is Matt?"をYouTubeにアップロードした後に、世界中から「自分の国に来てくれ!」という大量のメールもあったんだそうです。そんな中、ある会社から「もう一度やってみないか」という話が持ち上がり、この2008年バージョンができ上ったんだそうです。また2本目を作っている途中のRwandaで、子供たちが自分と一緒にとび跳ね楽しく踊るのを見て、自分一人で踊るよりもずっと楽しいと感じたこともあり、3本目(2008)は現地の人々とともに踊ることにしたんだそう。
(その解説は、こちらのクリップで。)
美しい歌は、Garry Schyman(歌手Palbasha Siddiqueさん:アメリカ人)で"Praan"という題名。
あちこち探してみたら、Praanとはベンガル語で、英語では"stream of life"と訳すらしい。
歌詞は、インド人のRabindranath Tagoreさんがベンガル語で書いたものを英語に訳した詩集から用いられていて、QuoteとしてWebで見つけることができました。
美しい。
大自然の壮大な美しさと力強さ
人々の歩みをうつす歴史的建造物と民族衣装、踊り
紛争や戦争という負の遺産の象徴
未来を感じさせる子供たちの無邪気な笑顔
世界のどこかで生きている人たちの笑顔
一人のアメリカ人が、世界のどこかを訪れて、変な踊りをみんなで踊っている、それだけのClipなんだけど、でも、また、明日からも歩いていこう。そんな風に思えちゃいます。
きっと、笑顔になると思います。 もしかすると、泣けてくるかも。
まずは、YouTubeでご覧ください。
Where the Hell is Matt? (2008) (HDバージョンはこちら)
www.wherethehellismatt.com/
短いVideo clipですが、思わず笑みがこぼれます。
何度も、何度も繰り返し、そのたびに笑顔になれます。
踊っているのは、アメリカ人のMatt Hardingさん。
以前2本目の"Where the Hell is Matt?"をYouTubeにアップロードした後に、世界中から「自分の国に来てくれ!」という大量のメールもあったんだそうです。そんな中、ある会社から「もう一度やってみないか」という話が持ち上がり、この2008年バージョンができ上ったんだそうです。また2本目を作っている途中のRwandaで、子供たちが自分と一緒にとび跳ね楽しく踊るのを見て、自分一人で踊るよりもずっと楽しいと感じたこともあり、3本目(2008)は現地の人々とともに踊ることにしたんだそう。
(その解説は、こちらのクリップで。)
美しい歌は、Garry Schyman(歌手Palbasha Siddiqueさん:アメリカ人)で"Praan"という題名。
あちこち探してみたら、Praanとはベンガル語で、英語では"stream of life"と訳すらしい。
歌詞は、インド人のRabindranath Tagoreさんがベンガル語で書いたものを英語に訳した詩集から用いられていて、QuoteとしてWebで見つけることができました。
The same stream of life that runs through my veins night and day runs through the world and dances in rhythmic measures.
It is the same life that shoots in joy through the dust of the earth in numberless blades of grass and breaks into tumultuous waves of leaves and flowers.
It is the same life that is rocked in the ocean-cradle of birth and of death, in ebb and in flow.
I feel my limbs are made glorious by the touch of this world of life. And my pride is from the life-throb of ages dancing in my blood this moment. -- Rabindranath Tagore (1861-1941)
美しい。
大自然の壮大な美しさと力強さ
人々の歩みをうつす歴史的建造物と民族衣装、踊り
紛争や戦争という負の遺産の象徴
未来を感じさせる子供たちの無邪気な笑顔
世界のどこかで生きている人たちの笑顔
一人のアメリカ人が、世界のどこかを訪れて、変な踊りをみんなで踊っている、それだけのClipなんだけど、でも、また、明日からも歩いていこう。そんな風に思えちゃいます。
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つれづれ
07 March 2009
BMJ Masterclass for GPs: General Update
前からずーっと参加してみたいと思っていたコースに参加してきました!
BMJ Masterclass for GPs: General Update
2日間で、GP(General Practitioner)の守備範囲において、最新のEBM(Evidence-based Medicine)に基づいたUpdateができるといううたい文句で開催されています。
朝9時から夕方5時まで、びっちりの講義です。
参加者は、London周辺の200人のGPたち。ほとんどがGP Clinicで働いているGPで、他にLocum(非常勤)、リタイア組、長期休みから復帰したGP、そして研修医や学生もいました。
<1日目>
RESPIRATORY MEDICINE
DERMATOLOGY
DIABETES
OPHTHALMOLOGY
INTERPRETING LAB RESULTS
PAEDIATRICS: "Last minute on a Friday afternoon”
<2日目>
CARDIOLOGY
ENT
NEUROLOGY
MUSCULOSKELETAL
POLYPHARMACY
WOMEN'S HEALTH
久々の「朝から晩まで英語」という環境で、午後3時過ぎには頭がしびれてくる感じもしましたが、実に、実に有意義なコースでした。
自分自身の生涯学習という点でも、Lecturerとしても、質改善の視点でも、生涯学習システムの一例としても、ネットワーキングの点でも、本当に学ぶことが多い2日間でした。
すべてのLecturersはベテランの専門医集団で、プレゼンも非常にインタラクティブ、内容はNICE Guidelinesと最新のEBMに基づいており、プライマリケアの現場で必要な情報に絞られています。即、明日から使える!という感じ。
さすがに毎年評価されて選ばれているLecturersなので、本当にプレゼンが上手い!
UKならでは(?)のBlack humorもたっぷりで、参加者を飽きさせません。さらには、時間オーバーもなし。圧巻です。
もちろん、ExpertならではのTipsも満載で、どんな時に紹介したらいいのか、どのあたりがまだControversialなのか、どこがBottom lineなのか、よく理解できました。
また、講義では、RRR(Relative Risk Reduction:相対危険度減少率), ARR(Absolute Risk Reduction:絶対リスク減少), NNT(Number needed to treat:治療必要数), QALYs(Quality Adjusted Life Years)など、当然のように臨床疫学用語が用いられ、単に論文をまとめるというのではなく、同じテーマの多くの論文の結果をどのように理解すべきか、どうPracticeに反映させるかという具合に、非常にLogicalに内容が進んでいきました。
内容は、1.5cmはあろうかという厚さのhandbook2冊にまとめられ、復習できるようにReferenceも満載。各々のページにメモ欄がしっかりあり、項目の最初には、この講義で学んだこと、今後学ぶべきことなどがまとめられるようになっています。
また、すべてのレクチャースライドとCertificateが後からメールで送付されるとのこと。
Reflect&Learn, Portforlioという教育方法がしっかり根付いているUKならでは、という感じでしょうか。
このレクチャーでは、参加者にそれぞれリモコンが手渡され、レクチャーの合間のクイズに対して回答ボタンを押すと、瞬時に集計・グラフになって表示されるというシステムが導入されていました。
あるLecturerは、参加者の事前の理解度を知るために、または、レクチャー内容の理解を確かめるために利用、さらに、ガイドラインについての理解度などにも使っていました。
講義の合間に、講義する人と参加者のコミュニケーションを向上させて、更に内容を膨らませていく上で、非常に有益ですね、こういう仕組みは。
表示される集計結果を見て驚いたのが、かなりの割合でGPの知識が「標準化されている」ということ。
UKでは、NICE(National Institute for Health and Clinical Excellence http://www.nice.org.uk/)が編集しているGuidelineに基づいて診療をすることが推奨されていますが、そのGuideline通りの回答をする参加者がほとんどだということです。
このNICE、毎年膨大な量のGuidelineが発行され、かつ、Updateされます。自分の興味の範囲とメールアドレスを登録しておくと、Updateされたりした情報を知らせてくれるのですが、それを全部読むのはかなりの労力を要します。(もちろん、英語だからってこともありますが。。。)
英国の医療は良くないとか、GPの質が悪いとかいう意見も散見されますが、少なくとも個人の努力でUpdateし、「標準治療」そのものが曖昧でExpert opinionが重視されがちな(あるいは、製薬会社の言いなり処方の)日本よりは、プライマリケアの「標準化」の点では英国は圧倒的に進んでいると感じました。また、基本的な臨床疫学知識は当然のものとして知っているという印象も受けました。さらには、BMA(British Medical Association)が全面バックアップで生涯学習講座を定期的に開催し、UK津々浦々まで「標準化」を行っている点も、学ぶところが大きかったです。
無論、講義最中は、病名や薬剤名(特に商品名)なんかは、???になることも多く、講義終了間際に早口でまくしたてられるとさっぱり耳に入ってこなくて、本当に悔しいけど英語が障壁になっているのを痛感。それに、GPに必要とされる医学知識もまだまだで、臨床医としてやっていくってことの厳しさを再確認しました。
落胆しててもしょうがない。英語も生涯学習も、コツコツやるしかありませんね。
何人かのGPと知り合いになり、どうやって膨大な量のUpdateをしているんだと聞いてみました。こうしたレクチャーに参加したり、情報をシェアしたりしているんだとか。それに、自分で勉強する時間も確保されるように、職場で保障されているとのこと。この辺も学ぶべき点ですね。
日本、アメリカ、イギリス、またアジア、北米、ヨーロッパと、あちこちでの生涯学習講座や学会に参加してみると、「学ぶ」ということに対しての姿勢や方法論の違いに気づきます。
良いものは取り入れ、更に改善し、もっとシェアしていけたらいいなと思います。
自分から動くことって、やっぱり大切ですね。
BMJ Masterclass for GPs: General Update
2日間で、GP(General Practitioner)の守備範囲において、最新のEBM(Evidence-based Medicine)に基づいたUpdateができるといううたい文句で開催されています。
朝9時から夕方5時まで、びっちりの講義です。
参加者は、London周辺の200人のGPたち。ほとんどがGP Clinicで働いているGPで、他にLocum(非常勤)、リタイア組、長期休みから復帰したGP、そして研修医や学生もいました。
<1日目>
RESPIRATORY MEDICINE
DERMATOLOGY
DIABETES
OPHTHALMOLOGY
INTERPRETING LAB RESULTS
PAEDIATRICS: "Last minute on a Friday afternoon”
<2日目>
CARDIOLOGY
ENT
NEUROLOGY
MUSCULOSKELETAL
POLYPHARMACY
WOMEN'S HEALTH
久々の「朝から晩まで英語」という環境で、午後3時過ぎには頭がしびれてくる感じもしましたが、実に、実に有意義なコースでした。
自分自身の生涯学習という点でも、Lecturerとしても、質改善の視点でも、生涯学習システムの一例としても、ネットワーキングの点でも、本当に学ぶことが多い2日間でした。
すべてのLecturersはベテランの専門医集団で、プレゼンも非常にインタラクティブ、内容はNICE Guidelinesと最新のEBMに基づいており、プライマリケアの現場で必要な情報に絞られています。即、明日から使える!という感じ。
さすがに毎年評価されて選ばれているLecturersなので、本当にプレゼンが上手い!
UKならでは(?)のBlack humorもたっぷりで、参加者を飽きさせません。さらには、時間オーバーもなし。圧巻です。
もちろん、ExpertならではのTipsも満載で、どんな時に紹介したらいいのか、どのあたりがまだControversialなのか、どこがBottom lineなのか、よく理解できました。
また、講義では、RRR(Relative Risk Reduction:相対危険度減少率), ARR(Absolute Risk Reduction:絶対リスク減少), NNT(Number needed to treat:治療必要数), QALYs(Quality Adjusted Life Years)など、当然のように臨床疫学用語が用いられ、単に論文をまとめるというのではなく、同じテーマの多くの論文の結果をどのように理解すべきか、どうPracticeに反映させるかという具合に、非常にLogicalに内容が進んでいきました。
内容は、1.5cmはあろうかという厚さのhandbook2冊にまとめられ、復習できるようにReferenceも満載。各々のページにメモ欄がしっかりあり、項目の最初には、この講義で学んだこと、今後学ぶべきことなどがまとめられるようになっています。
また、すべてのレクチャースライドとCertificateが後からメールで送付されるとのこと。
Reflect&Learn, Portforlioという教育方法がしっかり根付いているUKならでは、という感じでしょうか。
このレクチャーでは、参加者にそれぞれリモコンが手渡され、レクチャーの合間のクイズに対して回答ボタンを押すと、瞬時に集計・グラフになって表示されるというシステムが導入されていました。
あるLecturerは、参加者の事前の理解度を知るために、または、レクチャー内容の理解を確かめるために利用、さらに、ガイドラインについての理解度などにも使っていました。
講義の合間に、講義する人と参加者のコミュニケーションを向上させて、更に内容を膨らませていく上で、非常に有益ですね、こういう仕組みは。
表示される集計結果を見て驚いたのが、かなりの割合でGPの知識が「標準化されている」ということ。
UKでは、NICE(National Institute for Health and Clinical Excellence http://www.nice.org.uk/)が編集しているGuidelineに基づいて診療をすることが推奨されていますが、そのGuideline通りの回答をする参加者がほとんどだということです。
このNICE、毎年膨大な量のGuidelineが発行され、かつ、Updateされます。自分の興味の範囲とメールアドレスを登録しておくと、Updateされたりした情報を知らせてくれるのですが、それを全部読むのはかなりの労力を要します。(もちろん、英語だからってこともありますが。。。)
英国の医療は良くないとか、GPの質が悪いとかいう意見も散見されますが、少なくとも個人の努力でUpdateし、「標準治療」そのものが曖昧でExpert opinionが重視されがちな(あるいは、製薬会社の言いなり処方の)日本よりは、プライマリケアの「標準化」の点では英国は圧倒的に進んでいると感じました。また、基本的な臨床疫学知識は当然のものとして知っているという印象も受けました。さらには、BMA(British Medical Association)が全面バックアップで生涯学習講座を定期的に開催し、UK津々浦々まで「標準化」を行っている点も、学ぶところが大きかったです。
無論、講義最中は、病名や薬剤名(特に商品名)なんかは、???になることも多く、講義終了間際に早口でまくしたてられるとさっぱり耳に入ってこなくて、本当に悔しいけど英語が障壁になっているのを痛感。それに、GPに必要とされる医学知識もまだまだで、臨床医としてやっていくってことの厳しさを再確認しました。
落胆しててもしょうがない。英語も生涯学習も、コツコツやるしかありませんね。
何人かのGPと知り合いになり、どうやって膨大な量のUpdateをしているんだと聞いてみました。こうしたレクチャーに参加したり、情報をシェアしたりしているんだとか。それに、自分で勉強する時間も確保されるように、職場で保障されているとのこと。この辺も学ぶべき点ですね。
日本、アメリカ、イギリス、またアジア、北米、ヨーロッパと、あちこちでの生涯学習講座や学会に参加してみると、「学ぶ」ということに対しての姿勢や方法論の違いに気づきます。
良いものは取り入れ、更に改善し、もっとシェアしていけたらいいなと思います。
自分から動くことって、やっぱり大切ですね。
25 February 2009
カラダって、ほんとに不思議
昨年10月末から本格的に走り始めて、すぐさま左膝の膝蓋骨外側が痛み始め、3kmも走ると痛くて歩けなくなっておりました。
これは大腿四頭筋の筋力不足と筋膜張筋のしなやかさが足りないと判断して、筋トレとストレッチを綿密にやってみました。
が、相変わらず膝の痛みは治まらない。走るにも走れず、鎮痛剤内服+外用、お灸をすえてもだめで、Sports physical therapyに行ってみたけど、それでも良くならない。
Runners knee と言われる腸脛靱帯炎(Iliotibial band syndrome)と言われるものともちょっと違うし、膝関節内というわけでもないし、うーん、困った。
あれこれText読んだりしていても、どうも原因が分からない。 情けない。
そこで、これはやっぱりProfessionalに聞くのがいいと考えて、通っているFitnessのPersonal sports trainerに頼ってみることにしました。長距離・トライアスロン専門で、栄養学にも精通しているというTrainerです。
見るからに筋肉隆々、贅肉なんて一切ない、根っからのスポーツマンという感じ。
初回。
まずは走り方のチェックと、基礎筋力、持久力のテスト。
片足でスクワットをしたのを見ると、彼がバーベルの重りを抱えてきました。そのバーベルの端に足底の内側を乗せ(つまり、外側に足首を捻挫しそうな形)にして、スクワットをするように指示してきました。
やってみると、あら不思議。
スクワットをすると内側に回り込んでいた膝(特に痛い左側)が、足の指の方向にきちんと曲がるではないですか! で、彼が一言。
おおー! すごい! ほんとですか!
さっすがProfessionalは、違う。すっかり信頼してしまいました。
でも、へん平足って言われて、結構ショック。。
私の膝の痛みは、詰まるところが、膝を曲げると下腿がやや内側に回転し、膝蓋骨が外側に移動、それに伴い大腿骨遠位端と膝蓋骨が走るたびに摩擦したため、ということ。
何で、下腿がぐらつくかというと、足の長軸方向のアーチが潰れている=へん平足だから、着地のときに下腿が内側に傾いて回転してしまう。
何でへん平足かというと、それだけ年を重ねたから(がっくり)。
というより、素足ででこぼこ道を歩くわけでなく、平らな道を歩いてばかりいるからそうなってしまうこともあるんだそうで。
普通はここまで説明しないんだそうだが、こちらも(それなりに)MedicineのProfessionalだからということで、ちゃんと理解してほしいからと言われました。
うー、勉強不足です。頑張ります。
第2週目
普段の生活や普通のスクワット トレーニングをしていると、四頭筋の主に大腿直筋、外側広筋、中間広筋は鍛えられるが、膝のぐらつきを抑えるには内側広筋を鍛える必要があるとのことで、マシーンを使ったトレーニング。
それに加え、上半身の筋トレとインターバル ランニング。
1時間のトレーニングで、最後には「膝が笑う」ほどくたくた。
超スパルタです。こんなにトレーニングしたのは、学生の時以来でしょうか。
日本語では、膝が笑うって表現するんだと言うと、うまい表現だなぁーって感心してました。

第3週目
へん平足を矯正するため、新兵器登場。
これは、靴の中敷きにプラスチック製の矯正器具がついたもの。
Vectorthoticsというもの。
足の土踏まずの部分がしっかりと形成されており、踵の内側や外側、足底筋膜に直角方向にもパーツを付けて、足の傾きを変えることができるように設計されています。
私の場合には、まず踵の内側に角度2度の矯正パーツを付けて走ってみることに。
走り始めて約1kmで、明らかに膝の感触が違う!
今まで膝の外側に荷重がかかっていたのが、今度はどちらかというと内側にかかります。また、着地時点での踵(外側)からつま先(内側)方向への力の流れが、進行方向と同じになっているのがわかります。
すごいー。 いろんな意味で、凄い。
たった2度、高さにすると5mmにも満たないパーツで、足の裏はおろか、膝、股関節まで感触が違います。
人の体は、本当に複雑で、でも単純で、とても不思議です。
新しいインソールにしてからというもの、膝の外側の痛みはすっかり消えてなくなり、走るスピードも上がり、走行距離も伸びました。
膝関節の構造からして、膝がぶれないような屈曲運動は、ほとんど関節に負担をかけないということも理解できましたし、それがほんの少しでもずれると、途端に炎症を引き起こす原因になるということも、身をもって体験しました。
欧米には、Podiatristという足の専門家がいます。こうした矯正器具も、そうした専門家が開発しているようです。
私のPersonal TrainerはアメリカでSports physiologyを勉強し、現在はフリーランスで仕事をしていますが、毎日びっしりスケジュールが埋まり超多忙。 Fitnessに行くと、いつも彼がだれかの指導をしていますが、顧客の目標やニーズに合わせて、メニューを組んで、応援しつつ、指導しています。
なるほど、Healthcareの専門家というのは、こういう形での仕事もあるんだなぁと、またひとつ興味の対象が増えました。
さて、現在のところ、NIKE+iPodとともに約340kmを走破しました。
以前のBlogで紹介した地図によると、東京を出発し、房総半島を一回りし、もう少しで水戸に到着です。
暖かくなってきたし、日も長くなってきたし、足も痛くないし、もっと走れそうです。
これは大腿四頭筋の筋力不足と筋膜張筋のしなやかさが足りないと判断して、筋トレとストレッチを綿密にやってみました。
が、相変わらず膝の痛みは治まらない。走るにも走れず、鎮痛剤内服+外用、お灸をすえてもだめで、Sports physical therapyに行ってみたけど、それでも良くならない。
Runners knee と言われる腸脛靱帯炎(Iliotibial band syndrome)と言われるものともちょっと違うし、膝関節内というわけでもないし、うーん、困った。
あれこれText読んだりしていても、どうも原因が分からない。 情けない。
そこで、これはやっぱりProfessionalに聞くのがいいと考えて、通っているFitnessのPersonal sports trainerに頼ってみることにしました。長距離・トライアスロン専門で、栄養学にも精通しているというTrainerです。
見るからに筋肉隆々、贅肉なんて一切ない、根っからのスポーツマンという感じ。
初回。
まずは走り方のチェックと、基礎筋力、持久力のテスト。
片足でスクワットをしたのを見ると、彼がバーベルの重りを抱えてきました。そのバーベルの端に足底の内側を乗せ(つまり、外側に足首を捻挫しそうな形)にして、スクワットをするように指示してきました。
やってみると、あら不思議。
スクワットをすると内側に回り込んでいた膝(特に痛い左側)が、足の指の方向にきちんと曲がるではないですか! で、彼が一言。
へん平足なんだね。これで痛みの原因もわかったし、トレーニングの方法も組みあがったよ。
おおー! すごい! ほんとですか!
さっすがProfessionalは、違う。すっかり信頼してしまいました。
でも、へん平足って言われて、結構ショック。。
私の膝の痛みは、詰まるところが、膝を曲げると下腿がやや内側に回転し、膝蓋骨が外側に移動、それに伴い大腿骨遠位端と膝蓋骨が走るたびに摩擦したため、ということ。
何で、下腿がぐらつくかというと、足の長軸方向のアーチが潰れている=へん平足だから、着地のときに下腿が内側に傾いて回転してしまう。
何でへん平足かというと、それだけ年を重ねたから(がっくり)。
というより、素足ででこぼこ道を歩くわけでなく、平らな道を歩いてばかりいるからそうなってしまうこともあるんだそうで。
普通はここまで説明しないんだそうだが、こちらも(それなりに)MedicineのProfessionalだからということで、ちゃんと理解してほしいからと言われました。
うー、勉強不足です。頑張ります。
第2週目
普段の生活や普通のスクワット トレーニングをしていると、四頭筋の主に大腿直筋、外側広筋、中間広筋は鍛えられるが、膝のぐらつきを抑えるには内側広筋を鍛える必要があるとのことで、マシーンを使ったトレーニング。
それに加え、上半身の筋トレとインターバル ランニング。
1時間のトレーニングで、最後には「膝が笑う」ほどくたくた。
超スパルタです。こんなにトレーニングしたのは、学生の時以来でしょうか。
日本語では、膝が笑うって表現するんだと言うと、うまい表現だなぁーって感心してました。
第3週目
へん平足を矯正するため、新兵器登場。
これは、靴の中敷きにプラスチック製の矯正器具がついたもの。
Vectorthoticsというもの。
足の土踏まずの部分がしっかりと形成されており、踵の内側や外側、足底筋膜に直角方向にもパーツを付けて、足の傾きを変えることができるように設計されています。
私の場合には、まず踵の内側に角度2度の矯正パーツを付けて走ってみることに。
走り始めて約1kmで、明らかに膝の感触が違う!
今まで膝の外側に荷重がかかっていたのが、今度はどちらかというと内側にかかります。また、着地時点での踵(外側)からつま先(内側)方向への力の流れが、進行方向と同じになっているのがわかります。
すごいー。 いろんな意味で、凄い。
たった2度、高さにすると5mmにも満たないパーツで、足の裏はおろか、膝、股関節まで感触が違います。
人の体は、本当に複雑で、でも単純で、とても不思議です。
新しいインソールにしてからというもの、膝の外側の痛みはすっかり消えてなくなり、走るスピードも上がり、走行距離も伸びました。
膝関節の構造からして、膝がぶれないような屈曲運動は、ほとんど関節に負担をかけないということも理解できましたし、それがほんの少しでもずれると、途端に炎症を引き起こす原因になるということも、身をもって体験しました。
欧米には、Podiatristという足の専門家がいます。こうした矯正器具も、そうした専門家が開発しているようです。
私のPersonal TrainerはアメリカでSports physiologyを勉強し、現在はフリーランスで仕事をしていますが、毎日びっしりスケジュールが埋まり超多忙。 Fitnessに行くと、いつも彼がだれかの指導をしていますが、顧客の目標やニーズに合わせて、メニューを組んで、応援しつつ、指導しています。
なるほど、Healthcareの専門家というのは、こういう形での仕事もあるんだなぁと、またひとつ興味の対象が増えました。
さて、現在のところ、NIKE+iPodとともに約340kmを走破しました。
以前のBlogで紹介した地図によると、東京を出発し、房総半島を一回りし、もう少しで水戸に到着です。
暖かくなってきたし、日も長くなってきたし、足も痛くないし、もっと走れそうです。
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つれづれ
14 February 2009
The Global 100 Most Sustainable Corporations in the World
ご無沙汰しております。
心配してくだすっている皆様、すみません。。
さて、今回はLOHASな話題で。
2005年から発表されているThe Global 100 Most Sustainable Corporations in the World 2009 世界で最も持続可能な100社の話題です。
開発学の分野でも、Sustainability 持続可能 ということが強調されています。
環境や社会への悪影響を最小限にとどめるよう努力しつつ、より良いProductを生み出し続けること、そうした考え方がSustainabilityです。
わかりやすい例が、ハイブリッド車。
車のない生活は考えにくい、でも、限りある資源利用を少なくし、悪影響を最小限にするために技術を応用し、利便性の保った車を作る、ということでハイブリッド車が開発されました。
さてこの100企業のリストは、カナダのCorporate Knights Inc. とアメリカのInnovest Strategic Value Advisors Inc.という調査機関が発表しているもので、世界中の大企業約1800の企業の環境や社会、人的資本、ガバナンスにおけるアウトカムに着目し、経営の質に注目した分析となっています。
社会とのWin-Winを追求しようとしている、そんな企業という感じでしょうか。
一覧はこちらで見ることができますが、まずは日本企業について取り上げてみます。
http://global100.org/2009/index.asp
2009年では100社のうち15社が日本企業、イギリスが17社、アメリカが20社となっています。
日本企業(英語でのアルファベット順)
イオン http://www.aeon.info 2006, 2009
ダイキン工業 www.daikin.co.jp/index.html 2007 - 2009
JR東日本 www.jreast.co.jp/ 2007, 2009
ホンダ:本田技研工業 www.honda.co.jp/ 2008, 2009
クラレ www.kuraray.co.jp/ 2005 - 2009
三菱重工 www.mhi.co.jp/ 2007
日本郵船 www.nyk.com/ 2007 - 2009
NTTデータ www.nttdata.co.jp/
NTT Docomo www.nttdocomo.co.jp/ 2005 - 2009
パナソニック http://panasonic.co.jp/index3.html 2006, 2008, 2009
リコー www.ricoh.co.jp 2005 - 2009
積水化学 www.sekisui.co.jp
損保ジャパン www.sompo-japan.co.jp
凸版印刷 www.toppan.co.jp 2007 - 2009
トヨタ自動車 www.toyota.co.jp 2005 - 2009
上記以外の会社では、
2005年 5社 デンソー、
2006年 10社 キャノン、デンソー、日興コーディアル、日本精工、
2007年 13社 ベネッセ、大和証券、デンソー、野村ホールディングス、
2008年 13社 デンソー、三菱重工、日本精工、積水化学、
科学技術のクラレ、自動車のトヨタ、印刷関連のリコー、携帯通信のNTT Docomoが2005年から連続5年間で選ばれています。デンソーは、2009年のリストからは消えてしまいました。
この中のクラレという会社、ほとんど知ることがありませんでしたが、その傘下で医療関連の製品も開発していました。透析・血漿交換の透析膜の製造、薬の医薬中間体製造(成分である化学物質を、実際の「薬」という形にすること)も行っているようです。歯科領域の人工歯牙もあります。
どこかの会社のTV コマーシャルで見たような、こんなところに使われてる!って感じの発見でした。
では、Health care関連企業はどんな感じか。
2009年は以下の7社。残念ながら日本企業はなし。
Baxter International Inc アメリカ (製薬)2005 - 2009
Fresenius Medical Care AG ドイツ (透析膜)2005 - 2009
Genzyme Corp. アメリカ (製薬:先天性の酵素欠損症などに特化)2007 - 2009
Glaxosmithkline PLC イギリス (製薬)2005, 2006, 2009
Novo Nordisk A/S デンマーク (製薬)2005 - 2009
Roche Holdings Limited スイス (製薬)2007 - 2009
Smith & Nephew PLC イギリス (人工関節、内視鏡など)2005 - 2009
上記以外で、歴代の100社に選ばれているHealth care関連では
2005年 6社 Bristol-Myers、
2006年 8社 Alliance Unichem、Johnson & Johnson、Novartis、
2007年 6社 (すべて2009年にも選ばれている)
2008年 6社 (すべて2009年にも選ばれている)
バクスターというと、薬害エイズのときの非加熱製剤や昨年のへパリン問題を思い浮かべてしまいますが、Sustainabilityに関しては進んでいる会社なのですね。2007年には世界25位の売上高でした。
グラクソ、ノボ、ロシュなんかは、医療者の方なら一つや二つ薬剤名が浮かぶと思います。いずれも大企業。
グラクソは、2007年に世界第3位の売上高(ちなみに1位はファイザー)。予防医療の要であるワクチンを多く製造しています。子宮頚癌にかかわるHPV(ヒトパピローマウイルス)感染を予防するワクチンも出していますね(残念ながら日本ではまだ承認されていませんが。。)。CSR(企業の社会的責任)活動として、アフリカにおけるマラリアに関する教育、リンパ管フィラリア症治療薬の無償提供、HIV感染に関する教育などを行っているようです。
同売上第4位がロシュ。日本では、HIVやSexually transmitted disease(STD)に関する啓もう活動を行い、世界規模でのChemical waste(化学薬品ゴミ)の減量に取り組んでいます。
ノボは第22位(2007年)の売上。インスリン製剤で有名ですね。ノボは、イギリスに糖尿病専門の研究機関をNHSと共同で設立したり、あるいは工場でのCO2削減・リサイクルを推進するなどの活動を1970年代から専門部署を設立して活動しているようです。
売上高で見たら、武田製薬は17位、アステラスは20位なので、もうちょっとこういった活動にお金を回してもいいんじゃないかなぁなんて思います。
どうせ買うなら環境にもやさしい企業の製品を、利用するなら労働者にやさしい企業のサービスを、同じ優先度の薬剤なら社会的貢献度の大きな企業の薬剤を、と思います。
さて、この世界的不況下で、どれくらいの企業が環境、社会、人的資源、ガバナンスにも力を入れたまま維持し続けるか。来年のランクに注目したいと思います。
心配してくだすっている皆様、すみません。。
さて、今回はLOHASな話題で。
2005年から発表されているThe Global 100 Most Sustainable Corporations in the World 2009 世界で最も持続可能な100社の話題です。
開発学の分野でも、Sustainability 持続可能 ということが強調されています。
環境や社会への悪影響を最小限にとどめるよう努力しつつ、より良いProductを生み出し続けること、そうした考え方がSustainabilityです。
わかりやすい例が、ハイブリッド車。
車のない生活は考えにくい、でも、限りある資源利用を少なくし、悪影響を最小限にするために技術を応用し、利便性の保った車を作る、ということでハイブリッド車が開発されました。
さてこの100企業のリストは、カナダのCorporate Knights Inc. とアメリカのInnovest Strategic Value Advisors Inc.という調査機関が発表しているもので、世界中の大企業約1800の企業の環境や社会、人的資本、ガバナンスにおけるアウトカムに着目し、経営の質に注目した分析となっています。
社会とのWin-Winを追求しようとしている、そんな企業という感じでしょうか。
一覧はこちらで見ることができますが、まずは日本企業について取り上げてみます。
http://global100.org/2009/index.asp
2009年では100社のうち15社が日本企業、イギリスが17社、アメリカが20社となっています。
日本企業(英語でのアルファベット順)
イオン http://www.aeon.info 2006, 2009
ダイキン工業 www.daikin.co.jp/index.html 2007 - 2009
JR東日本 www.jreast.co.jp/ 2007, 2009
ホンダ:本田技研工業 www.honda.co.jp/ 2008, 2009
クラレ www.kuraray.co.jp/ 2005 - 2009
三菱重工 www.mhi.co.jp/ 2007
日本郵船 www.nyk.com/ 2007 - 2009
NTTデータ www.nttdata.co.jp/
NTT Docomo www.nttdocomo.co.jp/ 2005 - 2009
パナソニック http://panasonic.co.jp/index3.html 2006, 2008, 2009
リコー www.ricoh.co.jp 2005 - 2009
積水化学 www.sekisui.co.jp
損保ジャパン www.sompo-japan.co.jp
凸版印刷 www.toppan.co.jp 2007 - 2009
トヨタ自動車 www.toyota.co.jp 2005 - 2009
上記以外の会社では、
2005年 5社 デンソー、
2006年 10社 キャノン、デンソー、日興コーディアル、日本精工、
2007年 13社 ベネッセ、大和証券、デンソー、野村ホールディングス、
2008年 13社 デンソー、三菱重工、日本精工、積水化学、
科学技術のクラレ、自動車のトヨタ、印刷関連のリコー、携帯通信のNTT Docomoが2005年から連続5年間で選ばれています。デンソーは、2009年のリストからは消えてしまいました。
この中のクラレという会社、ほとんど知ることがありませんでしたが、その傘下で医療関連の製品も開発していました。透析・血漿交換の透析膜の製造、薬の医薬中間体製造(成分である化学物質を、実際の「薬」という形にすること)も行っているようです。歯科領域の人工歯牙もあります。
どこかの会社のTV コマーシャルで見たような、こんなところに使われてる!って感じの発見でした。
では、Health care関連企業はどんな感じか。
2009年は以下の7社。残念ながら日本企業はなし。
Baxter International Inc アメリカ (製薬)2005 - 2009
Fresenius Medical Care AG ドイツ (透析膜)2005 - 2009
Genzyme Corp. アメリカ (製薬:先天性の酵素欠損症などに特化)2007 - 2009
Glaxosmithkline PLC イギリス (製薬)2005, 2006, 2009
Novo Nordisk A/S デンマーク (製薬)2005 - 2009
Roche Holdings Limited スイス (製薬)2007 - 2009
Smith & Nephew PLC イギリス (人工関節、内視鏡など)2005 - 2009
上記以外で、歴代の100社に選ばれているHealth care関連では
2005年 6社 Bristol-Myers、
2006年 8社 Alliance Unichem、Johnson & Johnson、Novartis、
2007年 6社 (すべて2009年にも選ばれている)
2008年 6社 (すべて2009年にも選ばれている)
バクスターというと、薬害エイズのときの非加熱製剤や昨年のへパリン問題を思い浮かべてしまいますが、Sustainabilityに関しては進んでいる会社なのですね。2007年には世界25位の売上高でした。
グラクソ、ノボ、ロシュなんかは、医療者の方なら一つや二つ薬剤名が浮かぶと思います。いずれも大企業。
グラクソは、2007年に世界第3位の売上高(ちなみに1位はファイザー)。予防医療の要であるワクチンを多く製造しています。子宮頚癌にかかわるHPV(ヒトパピローマウイルス)感染を予防するワクチンも出していますね(残念ながら日本ではまだ承認されていませんが。。)。CSR(企業の社会的責任)活動として、アフリカにおけるマラリアに関する教育、リンパ管フィラリア症治療薬の無償提供、HIV感染に関する教育などを行っているようです。
同売上第4位がロシュ。日本では、HIVやSexually transmitted disease(STD)に関する啓もう活動を行い、世界規模でのChemical waste(化学薬品ゴミ)の減量に取り組んでいます。
ノボは第22位(2007年)の売上。インスリン製剤で有名ですね。ノボは、イギリスに糖尿病専門の研究機関をNHSと共同で設立したり、あるいは工場でのCO2削減・リサイクルを推進するなどの活動を1970年代から専門部署を設立して活動しているようです。
売上高で見たら、武田製薬は17位、アステラスは20位なので、もうちょっとこういった活動にお金を回してもいいんじゃないかなぁなんて思います。
どうせ買うなら環境にもやさしい企業の製品を、利用するなら労働者にやさしい企業のサービスを、同じ優先度の薬剤なら社会的貢献度の大きな企業の薬剤を、と思います。
さて、この世界的不況下で、どれくらいの企業が環境、社会、人的資源、ガバナンスにも力を入れたまま維持し続けるか。来年のランクに注目したいと思います。
25 January 2009
今までどおり いつもどおり
あわわわ。
気づいたら、もう1月も終わりにさしかかっておりました。
年始の「今年はこれをやるぞ」系のblogもかけずにおり、なんだかなぁな気分です。
なんだかなぁな時によく見返すのが、自分が英国に旅立つときに贈ってもらったアルバム。
家庭医の仲間たちと飲みに行った時の写真と、その写真に添えられたコメント。
そして、
と、Mentorがコメントくれていたのを見て、そうよね、そうよね。
そうそう、「あちゃぁー、もうこんな時期/時間か!やばい、やばい」と言っているのも「今までどおり」
そして、「よっしゃ、気合い入れてやるしかないな(バタバタ)」というのも「いつもどおり」
へこんだ時には仲間や同志に尻をひっぱたいてもらい、「面白いものを見つけた!」とはしゃいでいるときには微笑みをもらい、そうした関係に支えられていることに感謝感謝。
昨年末、BMJでジーンとしてしまう論文に遭遇し、頭の中にお世話になった方々がたくさん浮かんできました。
Fowler, J. H. and Christakis, N. A. (2008). Dynamic spread of happiness in a large social network: longitudinal analysis over 20 years in the Framingham Heart Study. BMJ. 337:a2338.
Available at: www.bmj.com/cgi/content/full/337/dec04_2/a2338
Framingham heart studyという大がかりなCohot studyを利用した解析で、Happinessが人から人へ伝播するものなのかどうかを確かめた研究です。
Happinessの定義は、the Center for Epidemiological Studies depression scale (CES-D)というのを利用し、以下の4つが過去1週間にどの程度見られたかで測定されています。
"I felt hopeful about the future,"
"I was happy,"
"I enjoyed life,"
"I felt that I was just as good as other people."
解析の結果は、
・人のネットワークの中で、Hapinessっていうのは人から人へ、3階層隔てたところまで広がっていく。つまり、誰かの友達の友達の友達まで、伝播する。
・Happyな人たちに囲まれてたり、Happyな人たちのネットワークの中心にいるような人っていうのは、将来にわたってもHappyである可能性が高い。
・Happyな人たちの集団というのは、ただ単に似たような人たちが集まったということではなくて、Happinessが伝播した結果の産物である。
・1マイル圏内にいる友達がHappyになると、自分がHappyになりやすい。
・一緒に住んでいるpartnerや1マイル圏内にいる兄弟・姉妹、そしてお隣さんもHappyだと、自分もHappyになりやすい。
・でも、こうしたことは同僚では起きない。
・Happinessの伝播は、時間と距離で弱まってしまう。
さらに、本文中には、
関係が持てている友人・知人の数ではなくて、その関係性の感情面が、自分の感情面に強く影響している
と、書かれています。 納得。 量より質なのですね、友人は。
この研究対象となったデータは、1983年から2003年ですから、SkypeやFacebookなんていう距離も時間も飛び越えてしまう様なツールが手に入った今は、きっと距離でのHappinessの伝播の減弱は、乗り越えられるようになるのかもしれません。
うん、乗り越えたいなぁ。
もう一つ思い出したのが、ずいぶん昔に新宿駅前の交差点で起こった素敵なエピソード。
まだ学生の頃に、久しぶりに会う友人を迎えるために新宿駅へ向かっているとき、南口駅前の大きな交差点を小走りにわたっているときに、向こうから来た外国の方に、
と、耳元でささやかれました。
びっくりして振り返ると、その人は笑顔でウインク。
不思議な気分とびっくりなので、ボー然と駅前で友人を待っていると、先ほどの人が笑顔で近づいてくる。
その人いわく
なるほどーって、納得しました。
寝不足で目が腫れていても、少々凹んでいても、笑顔でいられたらいいなって、思います。
今年も「今までどおり いつもどおり」よろしくお願いいたします!
気づいたら、もう1月も終わりにさしかかっておりました。
年始の「今年はこれをやるぞ」系のblogもかけずにおり、なんだかなぁな気分です。
なんだかなぁな時によく見返すのが、自分が英国に旅立つときに贈ってもらったアルバム。
家庭医の仲間たちと飲みに行った時の写真と、その写真に添えられたコメント。
そして、
今までどおり いつもどおり
と、Mentorがコメントくれていたのを見て、そうよね、そうよね。
そうそう、「あちゃぁー、もうこんな時期/時間か!やばい、やばい」と言っているのも「今までどおり」
そして、「よっしゃ、気合い入れてやるしかないな(バタバタ)」というのも「いつもどおり」
へこんだ時には仲間や同志に尻をひっぱたいてもらい、「面白いものを見つけた!」とはしゃいでいるときには微笑みをもらい、そうした関係に支えられていることに感謝感謝。
昨年末、BMJでジーンとしてしまう論文に遭遇し、頭の中にお世話になった方々がたくさん浮かんできました。
Fowler, J. H. and Christakis, N. A. (2008). Dynamic spread of happiness in a large social network: longitudinal analysis over 20 years in the Framingham Heart Study. BMJ. 337:a2338.
Available at: www.bmj.com/cgi/content/full/337/dec04_2/a2338
Framingham heart studyという大がかりなCohot studyを利用した解析で、Happinessが人から人へ伝播するものなのかどうかを確かめた研究です。
Happinessの定義は、the Center for Epidemiological Studies depression scale (CES-D)というのを利用し、以下の4つが過去1週間にどの程度見られたかで測定されています。
"I felt hopeful about the future,"
"I was happy,"
"I enjoyed life,"
"I felt that I was just as good as other people."
解析の結果は、
・人のネットワークの中で、Hapinessっていうのは人から人へ、3階層隔てたところまで広がっていく。つまり、誰かの友達の友達の友達まで、伝播する。
・Happyな人たちに囲まれてたり、Happyな人たちのネットワークの中心にいるような人っていうのは、将来にわたってもHappyである可能性が高い。
・Happyな人たちの集団というのは、ただ単に似たような人たちが集まったということではなくて、Happinessが伝播した結果の産物である。
・1マイル圏内にいる友達がHappyになると、自分がHappyになりやすい。
・一緒に住んでいるpartnerや1マイル圏内にいる兄弟・姉妹、そしてお隣さんもHappyだと、自分もHappyになりやすい。
・でも、こうしたことは同僚では起きない。
・Happinessの伝播は、時間と距離で弱まってしまう。
さらに、本文中には、
関係が持てている友人・知人の数ではなくて、その関係性の感情面が、自分の感情面に強く影響している
と、書かれています。 納得。 量より質なのですね、友人は。
この研究対象となったデータは、1983年から2003年ですから、SkypeやFacebookなんていう距離も時間も飛び越えてしまう様なツールが手に入った今は、きっと距離でのHappinessの伝播の減弱は、乗り越えられるようになるのかもしれません。
うん、乗り越えたいなぁ。
もう一つ思い出したのが、ずいぶん昔に新宿駅前の交差点で起こった素敵なエピソード。
まだ学生の頃に、久しぶりに会う友人を迎えるために新宿駅へ向かっているとき、南口駅前の大きな交差点を小走りにわたっているときに、向こうから来た外国の方に、
Smile!
と、耳元でささやかれました。
びっくりして振り返ると、その人は笑顔でウインク。
不思議な気分とびっくりなので、ボー然と駅前で友人を待っていると、先ほどの人が笑顔で近づいてくる。
その人いわく
向こうから走ってくるあなたの目を見て、きっとあなたにはこれから嬉しい事があるんだろうなぁって思ったんだ。でも、顔は笑ってなかったんだよね。でも、あなたが笑顔だったら、きっとあなたを見る人も笑顔になって、みんながHappyになると思ったんだ。だから、Smile!って声をかけたんだよ。
なるほどーって、納得しました。
寝不足で目が腫れていても、少々凹んでいても、笑顔でいられたらいいなって、思います。
今年も「今までどおり いつもどおり」よろしくお願いいたします!
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つれづれ
24 December 2008
誕生日とスクリーニング - BMJから
今週号のBMJが届いてびっくり。いつものBMJの表紙は、その号の特集をイメージした現代的なデザインが多いのですが、今週号はナイチンゲールが表紙を飾り、まるでニュース関係の週刊誌の様です。
しかも「BMJ!」 びっくりマークつきです。
http://www.bmj.com/content/vol337/issue7684/cover.gif
ちょうど、今働いているクリニックにおいて、子供たちの予防接種率をどうにか上げられないかなぁと考え、ダイレクトメールや携帯のText messageでのリマインダーなんてどうかなぁなんて思っていたところ、スクリーニングを促す事に関してのRCTが出ていました。
G. Hoff and M. Bretthauer. (2008). Appointments timed in proximity to annual milestones and compliance with screening: randomised controlled trial.BMJ.337(7684). P1444-1446.
Available at: www.bmj.com/cgi/content/full/337/dec17_2/a2794
目的:
大腸がん検診のための受診率は、年間のマイルストーン・節目(誕生日、クリスマス、正月)を使うことで向上するか。
デザイン:
Randomised control trial
セッティング:
ノルウェーのOslo(urban)とTelemark county(urban & rural)
対象:
成人12960人 (64.7%)
メインアウトカム測定:
各週の受診率と予約を入れた月での受診率
結果:
12月の受診が最も多かった(72.3% v 64.6%, p<0.001)。
誕生日の週に案内を受け取った人、あるいは、誕生日の翌週・翌々週に予約を入れた人の受診率が高かった(67.9% v 64.5%, P=0.007)。この傾向は、特にOsloの都市部に住んでいる人に強かった。Multivariable logistic regression modelで解析すると、受診率が向上するのは、誕生日の週に案内を受け取るか、誕生日の翌週・翌々週に予約を入れること(odds ratio 1.15, 95% CI 1.03-1.28)ないしは、スクリーニングの予約を12月に入れること(odds ratio 1.45, 1.16-1.82)。
まとめ:スクリーニングの受診率は、12月か受診者の誕生日付近が多く、特にこの傾向は都市部で強い。受診案内送付のタイミングを図る上で、通年の節目を使うことがスクリーニングプログラムのコンプライアンス改善に繋がる可能性がある。
なるほどー。確かに、誕生日やお正月など、節目で色々振り返るものです。
あー、年を取るのねーって感じで。
その振り返りついでに、体にも目を向けてね!ってことですね。
本文中に、Limitationとして、ノルウェーの大腸がん検診受診率が、UKや諸外国(日本は記載なし)よりも高い(70-80%)ので、ほかの国に適応できるかどうか一般化が難しいと書いてありました。
日本では、職場検診などがあるために、特定の月(年始の1月2月や、春や秋)の検診を済ませてしまっていることもあります。ただ、主婦や学生、アルバイト、あるいは退職者などの場合はそのプログラムから漏れてしまうので、女性やパートタイムで働いている人に関するスクリーニングは、やってみる価値がありそうです。
以前働いていた医療生協の病院でも、誕生日月の検診を促しておりました。
直感でやっていたことに、根拠は後から付いてくる、という感じです。
んー、やっぱり、日本の検診データをもっと有効活用したいなぁ。
びっくりするような「宝物」がまだまだ沢山隠れている気がします。
で、この結果をどうやって現場に落とし込むかが次の問題。
いいEBMがあっても、現場で生かされて患者さんに届かなければ意味がない。
それを考えるのがHealthcare Administrator/Managerの仕事。
現場で使ってみて、さらにいい方法がないか、改善できればなお素晴らしい。
<ステップ>
まず、疾病や症候、問題のターゲットを絞ってみる。
あるいは、スクリーニング検査、予防関連情報でもよさそう。
で、(1)紙でも電子カルテでも、患者さんの誕生日と年齢、性別、連絡先をデータベースから引っ張りだしてくる。
で、(2)絞ったターゲット、ないしは、年齢ごとに推奨されるスクリーニング検査・予防関連情報のセットとリンクさせる。
さらに、(3)それを毎週・毎月自動的にお知らせする仕組みづくり。
しかも、(4)コスト(人的・物質的・金銭的など)がかからず、出来たら環境に優しいなら素晴らしい。
(追加するなら、UKの郵便事情にあまり左右されたくは、ない。論文でお勧めの12月に予約を取るために郵便を送るなんて、郵便物がどっか行っちゃう危険性が高そうですし。)
(5)もし、改善率を探るなら、当該患者さんがスクリーニングなどを実施したら、それを記録しないと、、それのコストも考えないと。
<対策>
地域の中で、何が問題になっているか、どこを改善したら患者さんにメリットが大きいか、もう一度洗い直すことが必要そう。
もし、子供のワクチン接種をターゲットにするということであれば、何が接種率低下のバリアになっているのかを洗い出さないと。リマインダーの手紙が効果的かどうかが定かではない、あるいは効果的ではない、ということであれば、別の方法を考えないといけない。
(1)現在は紙カルテ運用だから、これまでのカルテをひっくり返すか、これから受診する方の基礎データを蓄積するか。あるいは、会計で使っているデータを使うか。
(2)予防接種は年齢別推奨のガイドラインはある。年齢別の検査項目については、参照する国(日本、UK、US他)によって幅がある。あるいは、当院独自の検診項目も絡んできてしまうかもしれない。セットさえできてしまえば、リンクさせるのはそんなに大変じゃないような気もする。
(3)(1)でのデータさえ一覧表になっていれば、ラベリングなどは簡単。あとはプログラムを組んでもらえば、さらに効率的。でも誰が?
(4)Managementに加えて、事務、看護師さんたちの協力が不可欠。チームを作りたいなぁ。紙やインク、郵送代がどれくらいになりそうか、ターゲット、ないしは該当患者数から概算が必要。メールや携帯Text messageなら、環境にも金銭的にも優しい。
(5)紙カルテであれば、裏表紙などに記録スペースは作れそう。それのデータベースも作らないと。
<最初の一歩>
PDSA cycleに持っていくために、とりあえず、自分の患者さんだけでも、まずは現状調査をしてみて、スタッフにも聞きとり開始。そのあとに、Planを練ると。
現状調査&チームづくり&Managementとのネゴシエーションを同時進行。
あとは、もう少し根拠がほしいので、論文探し。
さて、どうなっていくかしら。
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23 December 2008
お母さんにやさしいFish! - Borough Market
今日は、職場のK先生にBorough Marketに連れて行ってもらいました。
Borough MarketはLondonで一番古いFood marketで、London bridgeの袂で開催されています。
ちょうどChristmas前で開店時間を延長しているということもあり、喜々として足を運んでみました。
おおぉー。美味しそうな匂いがー。
カメラ持ってくればよかったー。
雰囲気はこちらからどうぞ。
Borough Market
www.boroughmarket.org.uk/
K先生の解説によると、UKだけでなくヨーロッパ各地から、さまざまな食材が運び込まれ、毎回おおにぎわいなんだそうです。
私たちが到着した時間が遅かったためか、客足はそれほど多くはありませんでしたが、ヨーロッパ各地のチーズ、イタリアのオリーブ漬けやプロシュート、中東のお菓子、チョコレート、新鮮なお肉、お魚、野菜、パン屋さんもジャム屋さんもありました。
新鮮であるだけじゃなく、Organicの食材も多く、野菜も野菜のにおいがします。
お客さんといえば、バゲットやら、サンドイッチなどをむしゃむしゃ、お店から試食品をもらってむしゃむしゃやっている人たちばかり。
私たちも、チーズをもらって、プロシュートをもらって、オリーブをもらって。。。
やっぱり、むしゃむしゃ。
で、ご想像のとおり、オリーブとプロシュートを購入。
まだ青々としたオリーブ漬けなんて、初めて食べました!フルーツみたいな感じ。
これは、毎週来なきゃなりません。
開催時間は、毎週
木曜日: 11am - 5pm
金曜日: 12pm - 6pm
土曜日: 9am - 4pm
クリスマスとお正月はちょっと変則的なので、チェックが必要です。
さて、そのあとMarketの近くの Fish! というお店でお食事。
Fish!
www.fishdiner.co.uk/
雰囲気もなかなかで、かなりお客さんも入っています。しかも、店員さんも素敵。
二人で、MonkfishとHalibutというお魚(日本語名は食べたときは不明)をグリルで頂きました。Halibutを英英で調べても、「平べったいお魚」としか書いてなくて、平べったいといえば、ヒラメかカレイだよねぇなんて話していて、出てきた切身が分厚い。どう見てもカレイのようなペッタンコな感じではない、、Monkfishは弾力のある白身のお魚、Halibutはやわらかくさっぱりした白身魚。
今調べてみたら、Monkfishはアンコウ、Halibutはオヒョウというカレイの仲間。
Wikiによると、オヒョウって畳くらいあるんだそうだ。そりゃぁ、切身が分厚いわけだ。
それに、アンコウって、あんな弾力があるのねぇ。
どちらも美味しく頂きました。また知らないお魚にチャレンジしてみます。
さらに、ここのメニューが素敵なのです。
左の写真がメニューの一部なのですが、右側の列が魚の種類で、その日に入荷されている魚を自分で選んで、スチームかグリルで調理して好きなソースで頂くことができます。
その、魚の名前の右側に、小さく2匹の魚が書かれているのが分かりますか?
これがまた、素敵。解説によると
つまり、お魚印のついたお料理は、妊婦さんや授乳中の方にお勧め!って書いてあるわけです。なんてお母さんフレンドリー!
それに、遺伝子組み換えの食品は使っていないということも書かれています。
ちなみにFSAとは、Food Standards Agencyのことと思われます。
Food Standards Agency
www.food.gov.uk/
こちらに解説がありました。Eat well - Trying for baby
www.eatwell.gov.uk/agesandstages/pregnancy/trybaby/
それによると
週に2回は油の多い魚も含めて2回は食べましょう。ただし、脂の多い魚(生マグロ、サバ、イワシ、マス)は週2回まで。
んー、ってことは、寿司はだめってことですか?
海の近くの妊婦さんたちは、どうするんだ?
これ、出典がないので、ちょっと後で調べてみましょう。
日本と欧米で、妊婦さんの食生活の禁忌項目が結構違ったりするのは何でなのか、根拠は何なのか、それはそれで興味があります。(どなたか、調べがついていたら教えてください!)
話はお店に戻ります。
このお店のモットーがメニューの裏に書いてあり(メニューを家に持って帰ってきて判明)、その心意気に応援したくなります。曰く、
体にいいお魚を食べて、しかも環境にも優しくて、良いこと尽くめです。
美味しいお食事とお酒に、沢山の面白いお話!
また、連れてってくださいね!
Borough MarketはLondonで一番古いFood marketで、London bridgeの袂で開催されています。
ちょうどChristmas前で開店時間を延長しているということもあり、喜々として足を運んでみました。
おおぉー。美味しそうな匂いがー。
カメラ持ってくればよかったー。
雰囲気はこちらからどうぞ。
Borough Market
www.boroughmarket.org.uk/
K先生の解説によると、UKだけでなくヨーロッパ各地から、さまざまな食材が運び込まれ、毎回おおにぎわいなんだそうです。
私たちが到着した時間が遅かったためか、客足はそれほど多くはありませんでしたが、ヨーロッパ各地のチーズ、イタリアのオリーブ漬けやプロシュート、中東のお菓子、チョコレート、新鮮なお肉、お魚、野菜、パン屋さんもジャム屋さんもありました。
新鮮であるだけじゃなく、Organicの食材も多く、野菜も野菜のにおいがします。
お客さんといえば、バゲットやら、サンドイッチなどをむしゃむしゃ、お店から試食品をもらってむしゃむしゃやっている人たちばかり。
私たちも、チーズをもらって、プロシュートをもらって、オリーブをもらって。。。
やっぱり、むしゃむしゃ。
で、ご想像のとおり、オリーブとプロシュートを購入。
まだ青々としたオリーブ漬けなんて、初めて食べました!フルーツみたいな感じ。
これは、毎週来なきゃなりません。
開催時間は、毎週
木曜日: 11am - 5pm
金曜日: 12pm - 6pm
土曜日: 9am - 4pm
クリスマスとお正月はちょっと変則的なので、チェックが必要です。
さて、そのあとMarketの近くの Fish! というお店でお食事。
Fish!
www.fishdiner.co.uk/
雰囲気もなかなかで、かなりお客さんも入っています。しかも、店員さんも素敵。
二人で、MonkfishとHalibutというお魚(日本語名は食べたときは不明)をグリルで頂きました。Halibutを英英で調べても、「平べったいお魚」としか書いてなくて、平べったいといえば、ヒラメかカレイだよねぇなんて話していて、出てきた切身が分厚い。どう見てもカレイのようなペッタンコな感じではない、、Monkfishは弾力のある白身のお魚、Halibutはやわらかくさっぱりした白身魚。
今調べてみたら、Monkfishはアンコウ、Halibutはオヒョウというカレイの仲間。
Wikiによると、オヒョウって畳くらいあるんだそうだ。そりゃぁ、切身が分厚いわけだ。
それに、アンコウって、あんな弾力があるのねぇ。
どちらも美味しく頂きました。また知らないお魚にチャレンジしてみます。
さらに、ここのメニューが素敵なのです。左の写真がメニューの一部なのですが、右側の列が魚の種類で、その日に入荷されている魚を自分で選んで、スチームかグリルで調理して好きなソースで頂くことができます。
その、魚の名前の右側に、小さく2匹の魚が書かれているのが分かりますか?
これがまた、素敵。解説によると
Recommended for those who are pregnant or breast feeding: the FSA recommends that those who are, or may become, pregnant, should eat up to two portions of oily fish per week.
つまり、お魚印のついたお料理は、妊婦さんや授乳中の方にお勧め!って書いてあるわけです。なんてお母さんフレンドリー!
それに、遺伝子組み換えの食品は使っていないということも書かれています。
ちなみにFSAとは、Food Standards Agencyのことと思われます。
Food Standards Agency
www.food.gov.uk/
こちらに解説がありました。Eat well - Trying for baby
www.eatwell.gov.uk/agesandstages/pregnancy/trybaby/
それによると
try to eat fish at least twice a week including some oily fish. But don't have more than two portions of oily fish a week. This includes fresh tuna (not canned tuna, which does not count as oily fish), mackerel, sardines and trout
週に2回は油の多い魚も含めて2回は食べましょう。ただし、脂の多い魚(生マグロ、サバ、イワシ、マス)は週2回まで。
んー、ってことは、寿司はだめってことですか?
海の近くの妊婦さんたちは、どうするんだ?
これ、出典がないので、ちょっと後で調べてみましょう。
日本と欧米で、妊婦さんの食生活の禁忌項目が結構違ったりするのは何でなのか、根拠は何なのか、それはそれで興味があります。(どなたか、調べがついていたら教えてください!)
話はお店に戻ります。
このお店のモットーがメニューの裏に書いてあり(メニューを家に持って帰ってきて判明)、その心意気に応援したくなります。曰く、
At fish! we endeavour to ensure wherever possible that the fish on your plate is responsibly sourced from sustainable stocks.
With the food chain contributing to more than 25% of UK's total emissions of green house gas CO2 our aim is to use local suppliers where possible.
We will not allow this to affect the quality of our produce and we are working hard on sourcing the best local suppliers.
体にいいお魚を食べて、しかも環境にも優しくて、良いこと尽くめです。
美味しいお食事とお酒に、沢山の面白いお話!
また、連れてってくださいね!
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お料理
08 December 2008
日本1周 in London
引き続き NIKE + iPodネタで。
NIKE+のサイトには、様々な形のChallengeがあると、お伝えしました。
30日でどれだけ走れるか、とか、国別対抗とか。
その中でも、面白いものがあったので、ご紹介。さっそくChallengeに加わりました。
その名も 「日本一周」 現時点で、参加者数384名
日本の海岸線8293kmを2008年1月から10年かけて走破しよう、というもの。
実際に海岸線を走っているわけでは(もちろん)ありませんけれども、毎日少しづつ積み重ねて、iPodに記録を残していた結果が、日本一周になるよ、という仕掛け。
実に、日本的だなぁ、と感じてしまったわけなのです。
なぜ?と聞かれても、困っちゃうのですが。
Challengeを呼び掛けてくださったのは、Bacchusさんという方。
東京から、太平洋側を通って北海道を回り、日本海側を通って九州、そしてまた東京に戻るという経路を、2ちゃんねるのこちらに掲示してあります。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/31380/1178885192/
コピーしてみましょう。大変長くなりますが、、
駅間距離 累計距離
東京
千葉 39.2 39.2、木更津 35.1 74.3、館山 54.6 128.9、安房鴨川 33.5 162.4
大綱 70.4 232.8、成東 13.8 246.6、松岸 40.4 287.0、香取 31.8 318.8
鹿島神宮 14.2 333.0、水戸 56.2 389.2、いわき 94.1 483.3、原ノ町 77.5 560.8
岩沼 56.2 617.0、仙台 17.6 634.6、石巻 49.7 684.3、前谷地 15.1 699.4
気仙沼 72.8 772.2、盛 43.7 815.9、釜石 36.6 852.5、宮古 55.4 907.9
久慈 71.0 978.9、八戸 64.9 1043.8、野辺地 51.4 1095.2、青森 44.6 1139.8
蟹田 27.0 1166.8、津軽今別 17.4 1184.2、知内 63.0 1247.2、木古内 11.8 1259.0
函館 41.2 1300.2、大沼 27.0 1327.2、森 35.3 1362.5、長万部 62.8 1425.3
洞爺 41.5 1466.8、東室蘭 35.7 1502.5、登別 17.5 1520.0、苫小牧 40.5 1560.5
沼ノ端 8.8 1569.3、追分 26.8 1596.1、新夕張 25.4 1621.5、トマム 55.6 1677.1
新得 33.8 1710.9、芽室 30.2 1741.1、帯広 13.6 1754.7、池田 24.2 1778.9
浦幌 27.4 1806.3、白糖 49.4 1855.7、釧路 27.3 1883.0、標茶 48.1 1931.1
摩周 25.3 1956.4、知床斜里 58.4 2014.8、網走 37.3 2052.1、女満別 15.9 2068.0
美幌 12.0 2080.0、北見 25.1 2105.1、遠軽 60.2 2165.3、上川 75.9 2241.2
新旭川 44.9 2286.1、士別 50.2 2336.3、名寄 22.3 2358.6、美深 22.1 2380.7
音威子府 31.0 2411.7、幌延 70.1 2481.8、稚内 60.0 2541.8、幌延 60.0 2601.8
遠別 36.0 2637.8、羽幌 45.0 2682.8、苫前 12.0 2694.8、留萌 41.0 2735.8
石狩沼田 20.1 2755.9、深川 14.4 2770.3、滝川 23.1 2793.4、美唄 26.1 2819.5
岩見沢 16.8 2836.3、江別 19.6 2855.9、白石 15.2 2871.1、札幌 5.8 2876.9
銭函 18.2 2895.1、小樽 15.6 2910.7、余市 19.9 2930.6、倶知安 39.3 2969.9
ニセコ 13.7 2983.6、蘭越 16.2 2999.8、黒松内 31.1 3030.9、長万部 20.0 3050.9
黒岩 17.9 3068.8、落部 28.3 3097.1、森 16.6 3113.7、大沼 22.5 3136.2
七飯 13.2 3149.4、函館 13.8 3163.2、上磯 6.2 3169.4、木古内 29.0 3198.4
知内 11.8 3210.2、津軽今別 63.0 3273.2、蟹田 4.4 3277.6、中沢 10.2 3287.8
青森 16.8 3304.6、浪岡 22.4 3327.0、川部 8.7 3335.7、五所川原 15.5 3351.2
越水 14.7 3365.9、深浦 44.1 3410.0、岩館 37.8 3447.8、東能代 29.1 3476.9
八郎潟 27.9 3504.8、追分 15.8 3520.6、秋田 13.0 3533.6、新屋 6.0 3539.6
羽後本荘 36.8 3576.4、象潟 25.5 3601.9、酒田 36.5 3638.4、余目 12.2 3650.6
鶴岡 15.3 3665.9、あつみ温泉 29.6 3695.5、府屋 13.9 3709.4、村上 36.5 3745.9
坂町 11.4 3757.3、中条 8.9 3766.2、新堀田 13.1 3779.3、豊栄 12.3 3791.6
新崎 5.4 3797.0、新潟 9.6 3806.6、寺尾 9.4 3816.0、巻 16.6 3832.6
吉田 8.0 3840.6、分水 8.3 3848.9、出雲崎 16.7 3865.6、柏崎 24.8 3890.4
柿崎 18.7 3909.1、直江津 17.6 3926.7、能生 25.9 3952.6、糸魚川 12.9 3965.5
入善 35.1 4000.6、黒部 12.1 4012.7、滑川 14.8 4027.5、富山 17.0 4044.5
小杉 11.4 4055.9、高岡 7.4 4063.3、石動 16.0 4079.3、津幡 13.1 4092.4
金沢 11.5 4103.9、美川 17.8 4121.7、小松 10.6 4132.3、加賀温泉 13.9 4146.2
福井 34.4 4180.6、武生 18.9 4199.5、敦賀 35.1 4234.6、美浜 17.9 4252.5
上中 20.9 4273.4、若狭本郷 23.0 4296.4、西舞鶴 29.4 4325.8、宮津 24.7 4350.5
丹後大宮 18.0 4368.5、丹後神野 23.8 4392.3、富岡 17.1 4409.4、香住 31.6 4441.0
浜坂 17.9 4458.9、鳥取 32.4 4491.3、倉吉 39.8 4531.1、下市 27.6 4558.7
米子 25.3 4584.0、松江 28.9 4612.9、出雲市 32.7 4645.6、大田市 32.6 4678.2
温泉津 20.7 4698.9、波子 25.4 4724.3、三保三隅 29.3 4753.6、益田 21.9 4775.5
須佐 25.9 4801.4、東荻 31.6 4833.0、長門市 27.6 4860.6、小串 50.6 4911.2
下関 27.1 4938.3、門司 6.3 4944.6、小倉 5.5 4950.1、八幡 11.2 4961.3
東郷 28.5 4989.、博多 27.5 5017.3、姪浜 11.7 5029.0、筑前前原 12.7 5041.7
筑前深江 20.1 5061.8、唐津 22.5 5084.3、山本 8.1 5092.4、伊万里 25.7 5118.1
松浦 22.6 5140.7、たびら平戸口 15.6 5156.3、佐々 25.4 5181.7、佐世保 30.2 5211.9
大村 39.8 5251.7、諫早 12.6 5264.3、肥前大浦 24.8 5289.1、肥前鹿島 21.0 5310.1
肥前山口 15.0 5325.1、佐賀 14.6 5339.7、鳥栖 25.0 5364.7、久留米 7.1 5371.8
大牟田 33.6 5405.4、荒尾 4.1 5409.5、玉名 17.0 5426.5、熊本 28.0 5454.5
宇土 10.9 5465.4、八代 24.8 5490.2、佐敷 29.8 5520.0、水俣 19.8 5539.8
出水 16.0 5555.8、阿久根 20.6 5576.4、川内 30.7 5607.1、湯之元 20.4 5627.5
伊集院 8.4 5635.9、西鹿児島 17.3 5653.2、鹿児島 3.2 5656.4、隼人 27.9 5684.3
財部 35.3 5719.6、都城 9.5 5729.1、田野 31.9 5761.0、宮崎 18.1 5779.1
高鍋 26.3 5805.4、日向市 36.9 5842.3、延岡 20.5 5862.8、佐伯 58.4 5921.2
津久見 18.9 5940.1、幸崎 27.1 5967.2、大分 18.9 5986.1、別府 12.1 5998.2
日出 13.6 6011.8、中山香 16.8 6028.6、柳ヶ浦 21.3 6049.9、宇島 23.9 6073.8
行橋 20.2 6094.0、苅田 6.4 6100.4、下曽根 7.0 6107.4、南小倉 8.1 6115.5
小倉 3.5 6119.0、門司 5.5 6124.5、下関 6.3 6130.8、長府 13.1 6143.9
厚狭 20.7 6164.6、宇部 9.8 6174.4、小郡 25.3 6199.7、防府 17.8 6217.5
徳山 26.5 6244.0、光 14.2 6258.2、柳井 21.5 6279.7、岩国 11.4 6291.1
宮島口 19.6 6310.7、五日市 9.7 6320.4、広島 12.1 6332.5、安芸中野 10.3 6342.8
西条 21.5 6364.3、尾道 51.1 6415.4、福山 20.1 6435.5、新倉敷 33.1 6468.6
倉敷 9.3 6477.9、岡山 15.9 6493.8、茶屋町 14.9 6508.7、児島 12.9 6521.6
宇多津 18.1 6539.7、観音寺 30.6 6570.3、川之江 15.7 6586.0、新居浜 30.9 6616.9
伊予西条 11.2 6628.1、今治 30.6 6658.7、菊間 21.0 6679.7、伊予北条 11.0 6690.7
松山 17.5 6708.2、伊予市 11.6 6719.8、伊予中山 12.7 6732.5、内子 13.3 6745.8
伊予大州 11.2 6757.0、八幡浜 13.3 6770.3、卯之町 14.6 6784.9、伊予吉田 11.9 6796.8
北宇和島 6.8 6803.6、近永 15.9 6819.5、江川崎 17.7 6837.2、若井 42.7 6879.9
土佐久札 19.0 6898.9、須崎 11.0 6909.9、佐川 14.5 6924.4、伊野 16.2 6940.6
朝倉 5.3 6945.9、高知 6.1 6952.0、後免 10.4 6962.4、大杉 29.0 6991.4
大歩危 21.7 7013.1、阿波池田 21.6 7034.7、貞光 24.5 7059.2、阿波山川 18.3 7077.5
鴨島 12.3 7089.8、蔵本 15.6 7105.4、徳島 3.3 7108.7、池谷 8.5 7117.2
引田 6.2 7123.4、三本松 7.5 7130.9、志度 21.3 7152.2、屋島 6.8 7159.0
高松 9.5 7168.5、坂出 21.3 7189.8、宇多津 4.6 7194.4、児島 12.9 7207.3
茶屋町 14.9 7222.2、岡山 15.9 7238.1、瀬戸 15.4 7253.5、和気 13.2 7266.7
三石 12.4 7279.1、上郡 12.8 7291.9、竜野 18.6 7310.5、姫路 16.2 7326.7
曽根 8.4 7335.1、加古川 7.3 7342.4、魚住 10.0 7352.4、西明石 6.3 7358.7
明石 3.4 7362.1、須磨 12.1 7374.2、神戸 7.3 7381.5、住吉 9.4 7390.9
西宮 8.3 7399.2、大阪 15.4 7414.6、天王寺 11.0 7425.6、鳳 15.1 7440.7
日根野 19.8 7460.5、和歌山 26.4 7486.9、海南 10.4 7497.3、初島 12.4 7509.7
紀伊宮原 6.9 7516.6、湯浅 7.3 7523.9、御坊 17.6 7541.5、印南 17.0 7558.5
紀伊田辺 23.9 7582.4、白浜 10.0 7592.4、椿 8.1 7600.5、周参見 13.3 7613.8
串本 32.2 7646.0、太地 21.9 7667.9、紀伊勝浦 4.8 7672.7、紀伊佐野 8.5 7681.2
新宮 6.4 7687.6、阿田和 11.8 7699.4、熊野市 10.8 7710.2、三木里 19.1 7729.3
相賀 21.9 7751.2、紀伊長島 18.2 7769.4、三瀬谷 30.5 7799.9、栃原 12.8 7812.7
多気 12.6 7825.3、松坂 7.9 7833.2、津 19.1 7852.3、亀山 15.5 7867.8
河曲 12.4 7880.2、四日市 10.3 7890.5、桑名 13.4 7903.9、蟹江 14.5 7918.4
名古屋 9.3 7927.7、熱田 5.2 7932.9、大府 14.3 7947.2、三河安城 10.2 7957.4
岡崎 10.4 7967.8、三河塩津 13.0 7980.8、豊橋 19.3 8000.1、弁天島 23.8 8023.9
浜松 12.7 8036.6、磐田 11.2 8047.8、掛川 16.6 8064.4、金谷 16.4 8080.8
藤枝 12.6 8093.4、焼津 6.6 8100.0、静岡 13.5 8113.5、清水 11.2 8124.7
由比 10.6 8135.3、富士川 8.7 8144.0、沼津 23.5 8167.5、三島 5.5 8173.0
熱海 16.1 8189.1、真鶴 8.8 8197.9、小田原 11.9 8209.8、大磯 16.1 8225.9
藤沢 16.7 8242.6、戸塚 10.2 8252.8、横浜 12.1 8264.9、川崎 10.6 8275.5
品川 11.4 8286.9、東京 6.8 8293.7
圧巻です。リストにされたことも驚きますが、これらの町をすべて鉄道でつないでしまっている日本というのも、すごいです。しかも、ほとんど遅れなしで。
毎日続けるとか、息の長い活動とか、積み重ねていくとか、飽きっぽい私は非常に苦手なのですが、それを何とか克服出来たらなぁなんて思って、参加しています。とはいっても、その「克服したいなぁ」自体に飽きちゃったりとかしてしまいそうで、、
今日の時点で、121.81km走っておりますので、東京を出発して東京湾を回って木更津から館山の間ですね。もうちょっとで、私のメンターの働くところに到着しそうです。今年は、鴨川あたりまででしょうか。
青森や北海道の皆様の所までは、だいぶかかりそうですねぇ。
毎月50km走ると、13年ちょっと。70km走れば、ちょうど10年くらいです。
10年かぁ、、 続いたら感動するだろうなぁ。。
皆様も、いかがですか?
NIKE+のサイトには、様々な形のChallengeがあると、お伝えしました。
30日でどれだけ走れるか、とか、国別対抗とか。
その中でも、面白いものがあったので、ご紹介。さっそくChallengeに加わりました。
その名も 「日本一周」 現時点で、参加者数384名
日本の海岸線8293kmを2008年1月から10年かけて走破しよう、というもの。
実際に海岸線を走っているわけでは(もちろん)ありませんけれども、毎日少しづつ積み重ねて、iPodに記録を残していた結果が、日本一周になるよ、という仕掛け。
実に、日本的だなぁ、と感じてしまったわけなのです。
なぜ?と聞かれても、困っちゃうのですが。
Challengeを呼び掛けてくださったのは、Bacchusさんという方。
東京から、太平洋側を通って北海道を回り、日本海側を通って九州、そしてまた東京に戻るという経路を、2ちゃんねるのこちらに掲示してあります。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/31380/1178885192/
コピーしてみましょう。大変長くなりますが、、
駅間距離 累計距離
東京
千葉 39.2 39.2、木更津 35.1 74.3、館山 54.6 128.9、安房鴨川 33.5 162.4
大綱 70.4 232.8、成東 13.8 246.6、松岸 40.4 287.0、香取 31.8 318.8
鹿島神宮 14.2 333.0、水戸 56.2 389.2、いわき 94.1 483.3、原ノ町 77.5 560.8
岩沼 56.2 617.0、仙台 17.6 634.6、石巻 49.7 684.3、前谷地 15.1 699.4
気仙沼 72.8 772.2、盛 43.7 815.9、釜石 36.6 852.5、宮古 55.4 907.9
久慈 71.0 978.9、八戸 64.9 1043.8、野辺地 51.4 1095.2、青森 44.6 1139.8
蟹田 27.0 1166.8、津軽今別 17.4 1184.2、知内 63.0 1247.2、木古内 11.8 1259.0
函館 41.2 1300.2、大沼 27.0 1327.2、森 35.3 1362.5、長万部 62.8 1425.3
洞爺 41.5 1466.8、東室蘭 35.7 1502.5、登別 17.5 1520.0、苫小牧 40.5 1560.5
沼ノ端 8.8 1569.3、追分 26.8 1596.1、新夕張 25.4 1621.5、トマム 55.6 1677.1
新得 33.8 1710.9、芽室 30.2 1741.1、帯広 13.6 1754.7、池田 24.2 1778.9
浦幌 27.4 1806.3、白糖 49.4 1855.7、釧路 27.3 1883.0、標茶 48.1 1931.1
摩周 25.3 1956.4、知床斜里 58.4 2014.8、網走 37.3 2052.1、女満別 15.9 2068.0
美幌 12.0 2080.0、北見 25.1 2105.1、遠軽 60.2 2165.3、上川 75.9 2241.2
新旭川 44.9 2286.1、士別 50.2 2336.3、名寄 22.3 2358.6、美深 22.1 2380.7
音威子府 31.0 2411.7、幌延 70.1 2481.8、稚内 60.0 2541.8、幌延 60.0 2601.8
遠別 36.0 2637.8、羽幌 45.0 2682.8、苫前 12.0 2694.8、留萌 41.0 2735.8
石狩沼田 20.1 2755.9、深川 14.4 2770.3、滝川 23.1 2793.4、美唄 26.1 2819.5
岩見沢 16.8 2836.3、江別 19.6 2855.9、白石 15.2 2871.1、札幌 5.8 2876.9
銭函 18.2 2895.1、小樽 15.6 2910.7、余市 19.9 2930.6、倶知安 39.3 2969.9
ニセコ 13.7 2983.6、蘭越 16.2 2999.8、黒松内 31.1 3030.9、長万部 20.0 3050.9
黒岩 17.9 3068.8、落部 28.3 3097.1、森 16.6 3113.7、大沼 22.5 3136.2
七飯 13.2 3149.4、函館 13.8 3163.2、上磯 6.2 3169.4、木古内 29.0 3198.4
知内 11.8 3210.2、津軽今別 63.0 3273.2、蟹田 4.4 3277.6、中沢 10.2 3287.8
青森 16.8 3304.6、浪岡 22.4 3327.0、川部 8.7 3335.7、五所川原 15.5 3351.2
越水 14.7 3365.9、深浦 44.1 3410.0、岩館 37.8 3447.8、東能代 29.1 3476.9
八郎潟 27.9 3504.8、追分 15.8 3520.6、秋田 13.0 3533.6、新屋 6.0 3539.6
羽後本荘 36.8 3576.4、象潟 25.5 3601.9、酒田 36.5 3638.4、余目 12.2 3650.6
鶴岡 15.3 3665.9、あつみ温泉 29.6 3695.5、府屋 13.9 3709.4、村上 36.5 3745.9
坂町 11.4 3757.3、中条 8.9 3766.2、新堀田 13.1 3779.3、豊栄 12.3 3791.6
新崎 5.4 3797.0、新潟 9.6 3806.6、寺尾 9.4 3816.0、巻 16.6 3832.6
吉田 8.0 3840.6、分水 8.3 3848.9、出雲崎 16.7 3865.6、柏崎 24.8 3890.4
柿崎 18.7 3909.1、直江津 17.6 3926.7、能生 25.9 3952.6、糸魚川 12.9 3965.5
入善 35.1 4000.6、黒部 12.1 4012.7、滑川 14.8 4027.5、富山 17.0 4044.5
小杉 11.4 4055.9、高岡 7.4 4063.3、石動 16.0 4079.3、津幡 13.1 4092.4
金沢 11.5 4103.9、美川 17.8 4121.7、小松 10.6 4132.3、加賀温泉 13.9 4146.2
福井 34.4 4180.6、武生 18.9 4199.5、敦賀 35.1 4234.6、美浜 17.9 4252.5
上中 20.9 4273.4、若狭本郷 23.0 4296.4、西舞鶴 29.4 4325.8、宮津 24.7 4350.5
丹後大宮 18.0 4368.5、丹後神野 23.8 4392.3、富岡 17.1 4409.4、香住 31.6 4441.0
浜坂 17.9 4458.9、鳥取 32.4 4491.3、倉吉 39.8 4531.1、下市 27.6 4558.7
米子 25.3 4584.0、松江 28.9 4612.9、出雲市 32.7 4645.6、大田市 32.6 4678.2
温泉津 20.7 4698.9、波子 25.4 4724.3、三保三隅 29.3 4753.6、益田 21.9 4775.5
須佐 25.9 4801.4、東荻 31.6 4833.0、長門市 27.6 4860.6、小串 50.6 4911.2
下関 27.1 4938.3、門司 6.3 4944.6、小倉 5.5 4950.1、八幡 11.2 4961.3
東郷 28.5 4989.、博多 27.5 5017.3、姪浜 11.7 5029.0、筑前前原 12.7 5041.7
筑前深江 20.1 5061.8、唐津 22.5 5084.3、山本 8.1 5092.4、伊万里 25.7 5118.1
松浦 22.6 5140.7、たびら平戸口 15.6 5156.3、佐々 25.4 5181.7、佐世保 30.2 5211.9
大村 39.8 5251.7、諫早 12.6 5264.3、肥前大浦 24.8 5289.1、肥前鹿島 21.0 5310.1
肥前山口 15.0 5325.1、佐賀 14.6 5339.7、鳥栖 25.0 5364.7、久留米 7.1 5371.8
大牟田 33.6 5405.4、荒尾 4.1 5409.5、玉名 17.0 5426.5、熊本 28.0 5454.5
宇土 10.9 5465.4、八代 24.8 5490.2、佐敷 29.8 5520.0、水俣 19.8 5539.8
出水 16.0 5555.8、阿久根 20.6 5576.4、川内 30.7 5607.1、湯之元 20.4 5627.5
伊集院 8.4 5635.9、西鹿児島 17.3 5653.2、鹿児島 3.2 5656.4、隼人 27.9 5684.3
財部 35.3 5719.6、都城 9.5 5729.1、田野 31.9 5761.0、宮崎 18.1 5779.1
高鍋 26.3 5805.4、日向市 36.9 5842.3、延岡 20.5 5862.8、佐伯 58.4 5921.2
津久見 18.9 5940.1、幸崎 27.1 5967.2、大分 18.9 5986.1、別府 12.1 5998.2
日出 13.6 6011.8、中山香 16.8 6028.6、柳ヶ浦 21.3 6049.9、宇島 23.9 6073.8
行橋 20.2 6094.0、苅田 6.4 6100.4、下曽根 7.0 6107.4、南小倉 8.1 6115.5
小倉 3.5 6119.0、門司 5.5 6124.5、下関 6.3 6130.8、長府 13.1 6143.9
厚狭 20.7 6164.6、宇部 9.8 6174.4、小郡 25.3 6199.7、防府 17.8 6217.5
徳山 26.5 6244.0、光 14.2 6258.2、柳井 21.5 6279.7、岩国 11.4 6291.1
宮島口 19.6 6310.7、五日市 9.7 6320.4、広島 12.1 6332.5、安芸中野 10.3 6342.8
西条 21.5 6364.3、尾道 51.1 6415.4、福山 20.1 6435.5、新倉敷 33.1 6468.6
倉敷 9.3 6477.9、岡山 15.9 6493.8、茶屋町 14.9 6508.7、児島 12.9 6521.6
宇多津 18.1 6539.7、観音寺 30.6 6570.3、川之江 15.7 6586.0、新居浜 30.9 6616.9
伊予西条 11.2 6628.1、今治 30.6 6658.7、菊間 21.0 6679.7、伊予北条 11.0 6690.7
松山 17.5 6708.2、伊予市 11.6 6719.8、伊予中山 12.7 6732.5、内子 13.3 6745.8
伊予大州 11.2 6757.0、八幡浜 13.3 6770.3、卯之町 14.6 6784.9、伊予吉田 11.9 6796.8
北宇和島 6.8 6803.6、近永 15.9 6819.5、江川崎 17.7 6837.2、若井 42.7 6879.9
土佐久札 19.0 6898.9、須崎 11.0 6909.9、佐川 14.5 6924.4、伊野 16.2 6940.6
朝倉 5.3 6945.9、高知 6.1 6952.0、後免 10.4 6962.4、大杉 29.0 6991.4
大歩危 21.7 7013.1、阿波池田 21.6 7034.7、貞光 24.5 7059.2、阿波山川 18.3 7077.5
鴨島 12.3 7089.8、蔵本 15.6 7105.4、徳島 3.3 7108.7、池谷 8.5 7117.2
引田 6.2 7123.4、三本松 7.5 7130.9、志度 21.3 7152.2、屋島 6.8 7159.0
高松 9.5 7168.5、坂出 21.3 7189.8、宇多津 4.6 7194.4、児島 12.9 7207.3
茶屋町 14.9 7222.2、岡山 15.9 7238.1、瀬戸 15.4 7253.5、和気 13.2 7266.7
三石 12.4 7279.1、上郡 12.8 7291.9、竜野 18.6 7310.5、姫路 16.2 7326.7
曽根 8.4 7335.1、加古川 7.3 7342.4、魚住 10.0 7352.4、西明石 6.3 7358.7
明石 3.4 7362.1、須磨 12.1 7374.2、神戸 7.3 7381.5、住吉 9.4 7390.9
西宮 8.3 7399.2、大阪 15.4 7414.6、天王寺 11.0 7425.6、鳳 15.1 7440.7
日根野 19.8 7460.5、和歌山 26.4 7486.9、海南 10.4 7497.3、初島 12.4 7509.7
紀伊宮原 6.9 7516.6、湯浅 7.3 7523.9、御坊 17.6 7541.5、印南 17.0 7558.5
紀伊田辺 23.9 7582.4、白浜 10.0 7592.4、椿 8.1 7600.5、周参見 13.3 7613.8
串本 32.2 7646.0、太地 21.9 7667.9、紀伊勝浦 4.8 7672.7、紀伊佐野 8.5 7681.2
新宮 6.4 7687.6、阿田和 11.8 7699.4、熊野市 10.8 7710.2、三木里 19.1 7729.3
相賀 21.9 7751.2、紀伊長島 18.2 7769.4、三瀬谷 30.5 7799.9、栃原 12.8 7812.7
多気 12.6 7825.3、松坂 7.9 7833.2、津 19.1 7852.3、亀山 15.5 7867.8
河曲 12.4 7880.2、四日市 10.3 7890.5、桑名 13.4 7903.9、蟹江 14.5 7918.4
名古屋 9.3 7927.7、熱田 5.2 7932.9、大府 14.3 7947.2、三河安城 10.2 7957.4
岡崎 10.4 7967.8、三河塩津 13.0 7980.8、豊橋 19.3 8000.1、弁天島 23.8 8023.9
浜松 12.7 8036.6、磐田 11.2 8047.8、掛川 16.6 8064.4、金谷 16.4 8080.8
藤枝 12.6 8093.4、焼津 6.6 8100.0、静岡 13.5 8113.5、清水 11.2 8124.7
由比 10.6 8135.3、富士川 8.7 8144.0、沼津 23.5 8167.5、三島 5.5 8173.0
熱海 16.1 8189.1、真鶴 8.8 8197.9、小田原 11.9 8209.8、大磯 16.1 8225.9
藤沢 16.7 8242.6、戸塚 10.2 8252.8、横浜 12.1 8264.9、川崎 10.6 8275.5
品川 11.4 8286.9、東京 6.8 8293.7
圧巻です。リストにされたことも驚きますが、これらの町をすべて鉄道でつないでしまっている日本というのも、すごいです。しかも、ほとんど遅れなしで。
毎日続けるとか、息の長い活動とか、積み重ねていくとか、飽きっぽい私は非常に苦手なのですが、それを何とか克服出来たらなぁなんて思って、参加しています。とはいっても、その「克服したいなぁ」自体に飽きちゃったりとかしてしまいそうで、、
今日の時点で、121.81km走っておりますので、東京を出発して東京湾を回って木更津から館山の間ですね。もうちょっとで、私のメンターの働くところに到着しそうです。今年は、鴨川あたりまででしょうか。
青森や北海道の皆様の所までは、だいぶかかりそうですねぇ。
毎月50km走ると、13年ちょっと。70km走れば、ちょうど10年くらいです。
10年かぁ、、 続いたら感動するだろうなぁ。。
皆様も、いかがですか?
Labels:
NIKE + iPod,
Running,
つれづれ
03 December 2008
Running
「ウオーキングだったり、定期的な運動が必要ですよね」
なんて言っている自分が、運動していない、、、ってこと、医療者にとってはよくある話。
尊敬する医師の一人に、地方のマラソン大会で優勝するくらいのRunnerがいらっしゃいます。地域の病院を、文字通り支えておられて、かつ、毎日何十キロも走り、かつ、英文での論文を年に何本も書いてしまうという、スーパーマンです。
その先生に触発されたのもあり、また、かつてフルマラソンで得難い経験をしたこともあり、自分も運動しないとなぁ、、と思い立ち、一人でもいつでもどこでもできるRunningを始めることにしました。
Londonは、あちらこちらに公園がたくさんあり、Fitness clubもたくさんあります。
実際に、街中いたるところでランニングしている人たちが大勢います。
休みになると、London中心部のHyde Parkでは、Runnerだらけになります。
さぁやるぞ!と思ってちょっと走り始めたら、あっという間に膝が痛くなり、ランニングシューズを新調しました。 スポーツショップには、自分の走りをビデオに撮ってくれ、走りの癖や足の形に合わせてシューズを選んでくれるサービスがあります。
新しい靴で走ると、実に快適。道具から入るって言うのも、大切です。
さらに、Motivationを維持するためにと思い、新調したNIKEのシューズとiPodをリンクさせて、自分の走った記録を残せる NIKE+ iPod を導入。

NIKE + iPod
http://www.apple.com/jp/ipod/nike/
これはですね、Addictiveです。
非常にハマリます。
小さな発信器を靴に仕込んでおき、iPodに受信機を取り付けて、走っている間中フィードバックを受け続けながら走ることができ、その記録を、NIKE+というWebにリンクします。(iPodとiTuneをリンクさせると、自動的に転送できるようになります。)
NIKE+ webでは、世界中のRunnerたちが、独自の目標を設定したり、グループを募ったりして、お互い励まし合いながら、競い合いながら、毎日走っているのが分かります。
Professionalでやっている人あり、ビギナーあり、ウォーキングありの、其々がそれぞれに頑張っているのが励みになります。
現在、いくつかの"Challenge"に取り組み中で、30日間でどれだけ走れるか、とか、クリスマスまでに50km!とか、5km一番早く走れるのは?とか、チームを組んで一番長距離を走ったチームは?といった感じで、「よし、今日も走ろう!」と思える仕組みがたくさんあります。
AppleとNikeのコラボレーションですが、カスタマーとのWin-Winだなーなんて思います。
非常にうまい仕組みを考えたものです。
こちらの世界の出来事を、あちら(Web)の世界で結びつけ、さらにこちらの世界に役立てるという、うまい仕組みだと思います。
もうひとつ、Win-Winのコラボがあるのですが、それはまた次回に。
左のガジェットに、走った記録が反映されています。
まずは10kmを60分以内というのが、とりあえずの目標!
頑張りますっ!
なんて言っている自分が、運動していない、、、ってこと、医療者にとってはよくある話。
尊敬する医師の一人に、地方のマラソン大会で優勝するくらいのRunnerがいらっしゃいます。地域の病院を、文字通り支えておられて、かつ、毎日何十キロも走り、かつ、英文での論文を年に何本も書いてしまうという、スーパーマンです。
その先生に触発されたのもあり、また、かつてフルマラソンで得難い経験をしたこともあり、自分も運動しないとなぁ、、と思い立ち、一人でもいつでもどこでもできるRunningを始めることにしました。
Londonは、あちらこちらに公園がたくさんあり、Fitness clubもたくさんあります。
実際に、街中いたるところでランニングしている人たちが大勢います。
休みになると、London中心部のHyde Parkでは、Runnerだらけになります。
さぁやるぞ!と思ってちょっと走り始めたら、あっという間に膝が痛くなり、ランニングシューズを新調しました。 スポーツショップには、自分の走りをビデオに撮ってくれ、走りの癖や足の形に合わせてシューズを選んでくれるサービスがあります。
新しい靴で走ると、実に快適。道具から入るって言うのも、大切です。
さらに、Motivationを維持するためにと思い、新調したNIKEのシューズとiPodをリンクさせて、自分の走った記録を残せる NIKE+ iPod を導入。

NIKE + iPod
http://www.apple.com/jp/ipod/nike/
これはですね、Addictiveです。
非常にハマリます。
小さな発信器を靴に仕込んでおき、iPodに受信機を取り付けて、走っている間中フィードバックを受け続けながら走ることができ、その記録を、NIKE+というWebにリンクします。(iPodとiTuneをリンクさせると、自動的に転送できるようになります。)
NIKE+ webでは、世界中のRunnerたちが、独自の目標を設定したり、グループを募ったりして、お互い励まし合いながら、競い合いながら、毎日走っているのが分かります。
Professionalでやっている人あり、ビギナーあり、ウォーキングありの、其々がそれぞれに頑張っているのが励みになります。
現在、いくつかの"Challenge"に取り組み中で、30日間でどれだけ走れるか、とか、クリスマスまでに50km!とか、5km一番早く走れるのは?とか、チームを組んで一番長距離を走ったチームは?といった感じで、「よし、今日も走ろう!」と思える仕組みがたくさんあります。
AppleとNikeのコラボレーションですが、カスタマーとのWin-Winだなーなんて思います。
非常にうまい仕組みを考えたものです。
こちらの世界の出来事を、あちら(Web)の世界で結びつけ、さらにこちらの世界に役立てるという、うまい仕組みだと思います。
もうひとつ、Win-Winのコラボがあるのですが、それはまた次回に。
左のガジェットに、走った記録が反映されています。
まずは10kmを60分以内というのが、とりあえずの目標!
頑張りますっ!
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Running,
Social Life in UK,
つれづれ
25 November 2008
「あたりまえ」を疑う社会学 質的調査のセンス
「積ん読」状態になっている本のなかから。
著者の好井 裕明(よしい ひろあき)さんは、筑波大学大学院人文社会科学研究科の教授をされています。
この本では、いわゆる質的研究の手法について書かれているのではなく、好井さんやほかの社会学者の方々が行ってきた研究をベースに、社会学的な質的研究を行う上での「センス」について書かれています。社会学者が、どんな視点で人々の日々の生活をみて、その中でどんな振り返りをし、どんな問題を社会に投げかけているのか、そういったことが書かれています。
語られている研究テーマは、部落の人々、在日韓国人、ゲイなどのセクシュアルマイノリティ、地域の民俗など、多岐に及んでいます。
目次
第1章 数字はどこまで語れるか
第2章 はいりこむ
第3章 あるものになる
第4章 聞きとる
第5章 語りだす
第6章 「あたりまえ」を疑う
第7章 「普通であること」に居直らない
読みながら、常に頭の中にめぐってきたのは、
「この、社会学の視点は、臨床医の視点そのものなんじゃないのか?」
ということ。
とくに、長いこと一人の患者さんや家族、地域と付き合っていく家庭医の(あるいは、持つべき)視点に非常にそっくりだと。
診察室へ来る患者さんは、「患者さん」とひとくくりにすることは、なかなか難しい。
「糖尿病の患者さん」ということで、治療方針はガイドラインとして提供されているものがあり、それにのっとって治療することが勧められている。
でも、その患者さんたちの中に共通する何らかのカテゴリーはあるかもしれないけれど、医学的な薬への反応なんかの違いだけではなくて、その人の生きている環境や病気のとらえ方、ものの見方、医療との距離の取り方なんかは、患者さんそれぞれ、なんだよね。
そんな、非常にユニークな人々のそれぞれのニーズに合ったように、手持ちの「医学」という道具箱から、それを少しモディファイしながら、長い時間を過ごしながら、応援していくっていうのが、プライマリ・ケアなのかなと。
以前、ゲイやレズビアンといったセクシュアル・マイノリティの人たちへの医療提供について、医者たちと話になったことがありました。
診療を行う上で、月経・性交渉についてやセクシュアル・パートナーについて聞きとる必要が多くありますが、結構な割合で「セクシュアリティについては、聞かないなぁ」とか、「性にまつわることは、ちょっとね」ということで、話題にのぼらない(のぼらせない?)という話でした。
なんでかなー?ご飯を食べるのと同じくらい、日常的なことなんじゃないのか?
医療のProfessionalとして、聴取しないのは問題なんじゃないのか?
って思っていました。
この本を読んで、ははぁと思ったのが、そうした話題、あるいは、そうしたことに何らかの問題を抱えている人に対して、「聞かないなぁ」という医療者は、どのように対応したらいいのか分からなかったり、対処する経験がなかったから、「話題が出ることに怯えている」のかもしれないなぁ、と。
目の前の患者さんに、他に何かありますか?と聞いたときに、「私、ゲイ/レズビアンなんですけど、何か気をつけたらいいことってあります?」と問われて、固まってしまう、ということの不安があるのかなと。
知識を積み上げたら、その不安が解消するというわけではなくて、自分の「日常」に入っていないカテゴリーが目の前に現れたときに、どうしていいか分からなくなるかもしれない、という不安なのかなと。
好井さんは、社会学を勧めていく上で、非常に大切な視点も指摘されています。
社会学的調査を進めていくと、
るということ。
そして、調査する人は、調査をするということそのものが、
と指摘しています。
また、姿勢として、
と自分に問いかけ、
ことを勧めています。
これは、社会学者のセンスとして書かれていますが、「調査をすること」という言葉を問診などの「話を聞く」とか「治療」ということに置き換えれば、おそらく、「よい臨床家」となる上でも、非常に大切な視点なのかなと、思いました。
- 「あたりまえ」を疑う社会学 質的調査のセンス (光文社新書)
- 発売元: 光文社
- 価格: ¥ 777
- 発売日: 2006/02/16
- おすすめ度

posted with Socialtunes at 2008/11/26
著者の好井 裕明(よしい ひろあき)さんは、筑波大学大学院人文社会科学研究科の教授をされています。
この本では、いわゆる質的研究の手法について書かれているのではなく、好井さんやほかの社会学者の方々が行ってきた研究をベースに、社会学的な質的研究を行う上での「センス」について書かれています。社会学者が、どんな視点で人々の日々の生活をみて、その中でどんな振り返りをし、どんな問題を社会に投げかけているのか、そういったことが書かれています。
語られている研究テーマは、部落の人々、在日韓国人、ゲイなどのセクシュアルマイノリティ、地域の民俗など、多岐に及んでいます。
目次
第1章 数字はどこまで語れるか
第2章 はいりこむ
第3章 あるものになる
第4章 聞きとる
第5章 語りだす
第6章 「あたりまえ」を疑う
第7章 「普通であること」に居直らない
読みながら、常に頭の中にめぐってきたのは、
「この、社会学の視点は、臨床医の視点そのものなんじゃないのか?」
ということ。
とくに、長いこと一人の患者さんや家族、地域と付き合っていく家庭医の(あるいは、持つべき)視点に非常にそっくりだと。
診察室へ来る患者さんは、「患者さん」とひとくくりにすることは、なかなか難しい。
「糖尿病の患者さん」ということで、治療方針はガイドラインとして提供されているものがあり、それにのっとって治療することが勧められている。
でも、その患者さんたちの中に共通する何らかのカテゴリーはあるかもしれないけれど、医学的な薬への反応なんかの違いだけではなくて、その人の生きている環境や病気のとらえ方、ものの見方、医療との距離の取り方なんかは、患者さんそれぞれ、なんだよね。
そんな、非常にユニークな人々のそれぞれのニーズに合ったように、手持ちの「医学」という道具箱から、それを少しモディファイしながら、長い時間を過ごしながら、応援していくっていうのが、プライマリ・ケアなのかなと。
以前、ゲイやレズビアンといったセクシュアル・マイノリティの人たちへの医療提供について、医者たちと話になったことがありました。
診療を行う上で、月経・性交渉についてやセクシュアル・パートナーについて聞きとる必要が多くありますが、結構な割合で「セクシュアリティについては、聞かないなぁ」とか、「性にまつわることは、ちょっとね」ということで、話題にのぼらない(のぼらせない?)という話でした。
なんでかなー?ご飯を食べるのと同じくらい、日常的なことなんじゃないのか?
医療のProfessionalとして、聴取しないのは問題なんじゃないのか?
って思っていました。
この本を読んで、ははぁと思ったのが、そうした話題、あるいは、そうしたことに何らかの問題を抱えている人に対して、「聞かないなぁ」という医療者は、どのように対応したらいいのか分からなかったり、対処する経験がなかったから、「話題が出ることに怯えている」のかもしれないなぁ、と。
目の前の患者さんに、他に何かありますか?と聞いたときに、「私、ゲイ/レズビアンなんですけど、何か気をつけたらいいことってあります?」と問われて、固まってしまう、ということの不安があるのかなと。
知識を積み上げたら、その不安が解消するというわけではなくて、自分の「日常」に入っていないカテゴリーが目の前に現れたときに、どうしていいか分からなくなるかもしれない、という不安なのかなと。
好井さんは、社会学を勧めていく上で、非常に大切な視点も指摘されています。
社会学的調査を進めていくと、
調べれば調べるほどに、”生かされた”カテゴリーをめぐる人々の経験がもつ”闇”が広がっていき、他方、「道具」としてのカテゴリーを安易に用いていた自分のこれまでの経験が思い知らされ (P240)
るということ。
そして、調査する人は、調査をするということそのものが、
”闇”を広げてしまう営みだということぐらい、きちんと認識したうえで調査すべきであり、個別のできごとや問題の中で、調査するものの対応やセンスが問われていく (P240)
と指摘しています。
また、姿勢として、
調査をすることの権力性や自分自身の居場所を、調査する過程で常に反省的にとらえ直しているだろうか、調査結果を明らかにすることが、対象者に対して持つ意味をどれくらい想像できるているのだろうか (p241)
と自分に問いかけ、
決して硬直してはならない。そうではなく、できるだけ柔軟に、調査することを見直し、調査する私を見直す。もし「普通であること」に私が少しでも居直っているとすれば、それを反省し、「普通であること」を疑い、どこが問題であり、どう変革すれば、相手の”生きられた”世界と繋がることができるのかを模索していく(P241)
ことを勧めています。
これは、社会学者のセンスとして書かれていますが、「調査をすること」という言葉を問診などの「話を聞く」とか「治療」ということに置き換えれば、おそらく、「よい臨床家」となる上でも、非常に大切な視点なのかなと、思いました。
14 November 2008
Baby Pと貧困
ニュースで話題になっていることを一つ。
ロンドンの北部で2007年8月に17か月の男の子が虐待のため死亡した、という事件。
死亡した時には、背骨と肋骨が折れ、全身にあざがあり、血だらけだったとのこと。
しかも、法的理由により、この子には名前が付けられておらず、Baby Pとして話題に取り上げられています。つい先日、政府の方針に対しても国会の答弁で議題になり、小児医療・ケアに対する軽視が生み出したものだと、批判されているようです。
現在、母親とそのパートナー、および同居していた男性(15歳の家出少女と共に母親のもとで暮らしていた)が、虐待あるいはその幇助ということで逮捕されています。
このケース、Social Workerや小児科医が介入していたにもかかわらず、虐待死が防げなかったということで、地域の行政に対する批判が高まっています。また、死亡する直前に検診を担当した小児科医が、GMC(General Medical Council:医師登録などを扱っている機関)でその診察が適正だったかどうか、調査を受けています。
虐待が始ってから、少なくとも60回にわたってSocial workerが家を訪れ、8回にわたり母親がGPやBaby Pの治療のために病院を訪れていましたが、最終的には、母親のもとに子供は返されていました。
母親は、Baby Pが生まれてから2度も虐待の疑いで警察に拘留されていますが、最終的にはBaby P は母親のもとにかえされ、最終的に虐待死を遂げることになってしまいました。
経過は、このWebを参照。
http://www.guardian.co.uk/society/2008/nov/11/baby-p-death
母親となった女性は、薬物およびアルコール中毒の母親に育てられたあと、Baby Pの父親と出会い、Baby Pを出産しました。Baby Pが生まれてから数ヶ月後に、Baby P の父親は家を出て、その数ヶ月後には母親がPubで出会った男性とともに暮らすようになっていたようです。また、15歳の家出少女とともに別の男性が家に暮らすようになり、この男性と母親のパートナーの間でいさかいが起こるようになり、その状況下で虐待が進行していったのではないかとされています。
問題点として明らかになっているのが、Baby P の状態が悪くなるたびに母親がGPや病院に何度も子供を連れて行っていた際に、あざを確認しても、「年上の子供に突き飛ばされた、犬に引きずられた、階段から落ちた」などの母親の言い分を聞いてしまったこと、また、同居の男性がいるということを把握できなかったこと(この男性と同居するようになり、虐待が始った疑いがもたれています。)また、病院を訪れたり、Social Workerが訪問するときに、母親がチョコレートなどで傷を隠していたことも分かっています。
さらに、システム上の問題として、Child protection registerというリスト(虐待の可能性があり保護が必要とされる子供のリスト)から、「Social workerとコンタクトを取る」という条件で削除されたこと、最終的にBaby Pを母親のもとから引き離す決定が下されたのが遅くなったこと、関係した医療者及び行政機関の間での情報のやり取りがうまくいっていなかったことが挙げられています。
これらは、日本でも虐待死があった時に聞かれることです。
今回、ここまで地域のChild protection serviceへの批判が高まっているのは、2000年に同じ地区で少女が虐待死を遂げていたことが上げられます。このときに、UK全土でのChild Protection serviceの見直しがあり、システムの改善が図られていましたが、残念ながら今回のBaby Pの虐待死を防ぐことができなかったことが、Child Protection Serviceのシステム、および教育体制への批判が増大した理由の一つです。
Social workerたちへの批判が高まる中、彼らの仕事への無理解や援助の乏しさも挙げられています。
多くの記事が、地域の行政サービスとしてどうやって子供を守るかというところに集中していますが、どういった理由が虐待する親を生み出してしまうのか、という議論がないのが気になります。虐待する人がいるのは仕方がないから、そこから子供をどうやって守るか、という議論に見えて仕方ありません。
驚くべきことに、先進国の一つであるはずのUKでは、約3人に1人の子供が貧困の中で生活しているというreportがあります。
End Child Poverty
http://www.endchildpoverty.org.uk/
Joseph Rowntree Foundation
http://www.jrf.org.uk/child-poverty/default.asp
貧困と低いEducation levelはリンクしていることが明らかとなっており、低いEducation levelは就職の上で不利となり、貧困の輪から抜け出すことができません。前首相のブレアさんは、2010年までに子供の貧困をなくすという政策を打ち出していますが、あと2年で390万人いるとされる貧困の中に生きる子供たちへの対策を打ち出すのは、この不景気が直撃したUKでは、かなり難しいだろうなぁ。。。
先進国の子供たちの状況を知る上で、UNICEFの以下のレポートが参考になります。
An overview of child well-being in rich countries (UNICEF 2007)
A comprehensive assessment of the lives and well-being of children and adolescents in the economically advanced nations
http://www.unicef-irc.org/publications/pdf/rc7_eng.pdf
日本に貧困はない、と思っているのは、恵まれた環境にいる人に事実が見えなくなっているだけのような気がします。レポートによれば、日本の0-15歳の約15%は、平均収入以下の家庭で暮らしています。(がっかりなのは、日本のデータが多くの場合欠落していること。つまり、現状すらわかっていないということ。現状調査=測定ができなければ、改善は難しい。)
医師、医療者は政策には直接関係ないという声もよく聞きますが、患者さんは(自分たちも)国の政策の中で生活をし、問題を抱えて目の前にやってくるわけで、情勢や政策が見えていなければ、本当のサポート、あるいは状況改善のための手立てを取ることは難しいのではないかと思います。
ロンドンの北部で2007年8月に17か月の男の子が虐待のため死亡した、という事件。
死亡した時には、背骨と肋骨が折れ、全身にあざがあり、血だらけだったとのこと。
しかも、法的理由により、この子には名前が付けられておらず、Baby Pとして話題に取り上げられています。つい先日、政府の方針に対しても国会の答弁で議題になり、小児医療・ケアに対する軽視が生み出したものだと、批判されているようです。
現在、母親とそのパートナー、および同居していた男性(15歳の家出少女と共に母親のもとで暮らしていた)が、虐待あるいはその幇助ということで逮捕されています。
このケース、Social Workerや小児科医が介入していたにもかかわらず、虐待死が防げなかったということで、地域の行政に対する批判が高まっています。また、死亡する直前に検診を担当した小児科医が、GMC(General Medical Council:医師登録などを扱っている機関)でその診察が適正だったかどうか、調査を受けています。
虐待が始ってから、少なくとも60回にわたってSocial workerが家を訪れ、8回にわたり母親がGPやBaby Pの治療のために病院を訪れていましたが、最終的には、母親のもとに子供は返されていました。
母親は、Baby Pが生まれてから2度も虐待の疑いで警察に拘留されていますが、最終的にはBaby P は母親のもとにかえされ、最終的に虐待死を遂げることになってしまいました。
経過は、このWebを参照。
http://www.guardian.co.uk/society/2008/nov/11/baby-p-death
母親となった女性は、薬物およびアルコール中毒の母親に育てられたあと、Baby Pの父親と出会い、Baby Pを出産しました。Baby Pが生まれてから数ヶ月後に、Baby P の父親は家を出て、その数ヶ月後には母親がPubで出会った男性とともに暮らすようになっていたようです。また、15歳の家出少女とともに別の男性が家に暮らすようになり、この男性と母親のパートナーの間でいさかいが起こるようになり、その状況下で虐待が進行していったのではないかとされています。
問題点として明らかになっているのが、Baby P の状態が悪くなるたびに母親がGPや病院に何度も子供を連れて行っていた際に、あざを確認しても、「年上の子供に突き飛ばされた、犬に引きずられた、階段から落ちた」などの母親の言い分を聞いてしまったこと、また、同居の男性がいるということを把握できなかったこと(この男性と同居するようになり、虐待が始った疑いがもたれています。)また、病院を訪れたり、Social Workerが訪問するときに、母親がチョコレートなどで傷を隠していたことも分かっています。
さらに、システム上の問題として、Child protection registerというリスト(虐待の可能性があり保護が必要とされる子供のリスト)から、「Social workerとコンタクトを取る」という条件で削除されたこと、最終的にBaby Pを母親のもとから引き離す決定が下されたのが遅くなったこと、関係した医療者及び行政機関の間での情報のやり取りがうまくいっていなかったことが挙げられています。
これらは、日本でも虐待死があった時に聞かれることです。
今回、ここまで地域のChild protection serviceへの批判が高まっているのは、2000年に同じ地区で少女が虐待死を遂げていたことが上げられます。このときに、UK全土でのChild Protection serviceの見直しがあり、システムの改善が図られていましたが、残念ながら今回のBaby Pの虐待死を防ぐことができなかったことが、Child Protection Serviceのシステム、および教育体制への批判が増大した理由の一つです。
Social workerたちへの批判が高まる中、彼らの仕事への無理解や援助の乏しさも挙げられています。
多くの記事が、地域の行政サービスとしてどうやって子供を守るかというところに集中していますが、どういった理由が虐待する親を生み出してしまうのか、という議論がないのが気になります。虐待する人がいるのは仕方がないから、そこから子供をどうやって守るか、という議論に見えて仕方ありません。
驚くべきことに、先進国の一つであるはずのUKでは、約3人に1人の子供が貧困の中で生活しているというreportがあります。
End Child Poverty
http://www.endchildpoverty.org.uk/
Joseph Rowntree Foundation
http://www.jrf.org.uk/child-poverty/default.asp
貧困と低いEducation levelはリンクしていることが明らかとなっており、低いEducation levelは就職の上で不利となり、貧困の輪から抜け出すことができません。前首相のブレアさんは、2010年までに子供の貧困をなくすという政策を打ち出していますが、あと2年で390万人いるとされる貧困の中に生きる子供たちへの対策を打ち出すのは、この不景気が直撃したUKでは、かなり難しいだろうなぁ。。。
先進国の子供たちの状況を知る上で、UNICEFの以下のレポートが参考になります。
An overview of child well-being in rich countries (UNICEF 2007)
A comprehensive assessment of the lives and well-being of children and adolescents in the economically advanced nations
http://www.unicef-irc.org/publications/pdf/rc7_eng.pdf
日本に貧困はない、と思っているのは、恵まれた環境にいる人に事実が見えなくなっているだけのような気がします。レポートによれば、日本の0-15歳の約15%は、平均収入以下の家庭で暮らしています。(がっかりなのは、日本のデータが多くの場合欠落していること。つまり、現状すらわかっていないということ。現状調査=測定ができなければ、改善は難しい。)
医師、医療者は政策には直接関係ないという声もよく聞きますが、患者さんは(自分たちも)国の政策の中で生活をし、問題を抱えて目の前にやってくるわけで、情勢や政策が見えていなければ、本当のサポート、あるいは状況改善のための手立てを取ることは難しいのではないかと思います。
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Primary care in UK,
Social Life in UK,
日本での家庭医療
29 October 2008
Organic Food
UKに来てからしばらくは、とにかく食費を安く!と思って、スーパーでもとにかく安いものを!と買っていました。
が、一度Organicのmilk(こちらには、牛乳、スキムミルク、スキムと牛乳のハーフ&ハーフという3種類があります)を買ったら、断然おいしい!
で、それからは、なるべくOrganic foodを買うようになりました。
値段は大体10%上乗せくらいになりますが、自分の体への投資だと思えば安い!?
UKでは普通のスーパーマーケット(Tesco, Marks&Spencer, Sainsburyなど)でも、たくさんの種類のOrganic Foodを扱っています。
乳製品、精肉、野菜、果物、パスタ、パン、ワイン、お菓子などなど。
パスタやパンでは、
Organic foodのかなりの割合が、UK内の生産者からのもので、不必要なコスト(輸送費、貯蔵場所、冷蔵など)が省かれていると思われますし、どっちにしても地球にやさしそうです。
検索してみると、UKにはSoil Associationという団体があり、1946年(第二次世界大戦の直後!)から活動をしているようです。
このページには、UKの各スーパーマーケットがどれくらいOrganic foodを扱っているか、その障害となっているものは何か、などを分析してレポートしています。
Shopping survey
ここ数年で、Organic foodの売り上げが伸びているようです。
地元で採れた旬のものを新鮮なうちに頂く、というのが、もっと広がって行ったらいいなと思います。
以前住んでいた千葉の房総では、農家の軒先で採れたての野菜を買い、海岸線沿いの魚屋さんでは美味しい干物が安く手に入り、地元特産のお米を買うことができていました。 つくづく、そういう文化は大切にした方がいいようなぁと思います。生産者の皆様に、感謝感謝です。
が、一度Organicのmilk(こちらには、牛乳、スキムミルク、スキムと牛乳のハーフ&ハーフという3種類があります)を買ったら、断然おいしい!
で、それからは、なるべくOrganic foodを買うようになりました。
値段は大体10%上乗せくらいになりますが、自分の体への投資だと思えば安い!?
UKでは普通のスーパーマーケット(Tesco, Marks&Spencer, Sainsburyなど)でも、たくさんの種類のOrganic Foodを扱っています。
乳製品、精肉、野菜、果物、パスタ、パン、ワイン、お菓子などなど。
パスタやパンでは、
Organic foodのかなりの割合が、UK内の生産者からのもので、不必要なコスト(輸送費、貯蔵場所、冷蔵など)が省かれていると思われますし、どっちにしても地球にやさしそうです。
検索してみると、UKにはSoil Associationという団体があり、1946年(第二次世界大戦の直後!)から活動をしているようです。
このページには、UKの各スーパーマーケットがどれくらいOrganic foodを扱っているか、その障害となっているものは何か、などを分析してレポートしています。
Shopping survey
ここ数年で、Organic foodの売り上げが伸びているようです。
地元で採れた旬のものを新鮮なうちに頂く、というのが、もっと広がって行ったらいいなと思います。
以前住んでいた千葉の房総では、農家の軒先で採れたての野菜を買い、海岸線沿いの魚屋さんでは美味しい干物が安く手に入り、地元特産のお米を買うことができていました。 つくづく、そういう文化は大切にした方がいいようなぁと思います。生産者の皆様に、感謝感謝です。
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Social Life in UK
26 October 2008
良く見る疾患、 各科専門医との関係
今日でSummer timeが終了しました。
ということで日本との時差が1時間のびたということですね。
さて、現在私はGPとしてLondonで働いているわけなんですが、日本にいたときよりもはるかにバラエティーに富んだ症状を抱えた患者さんたちがいらっしゃっています。
いわゆる風邪などの上記道炎の次に、最も多いのは、おそらく皮膚疾患。
UKに来て、えらく乾燥した気候に、湿度の高い環境で育ってきた日本人の皮膚は負けてしまうようです。
乾燥してるなーと思っているうちに、皮膚がカサカサしてきて、寝ている間などに首や足をかきむしって、気付いたら湿疹になっていたり、悪くするとトビヒのようになってしまい、「なかなか治らない」と、クリニックにいらっしゃいます。
多くの方は、ステロイドとがっちり保湿剤を使ってもらう事で良くなりますが、もともとアトピー性皮膚炎をもっているような方は、なかなか湿疹がよくなりません。
入浴後の保湿剤でも改善しない時には、バスタブに入浴用オイルなどを使ってもらいます。
次は、尿路感染でしょうか。
女性の膀胱炎症状を訴えて来られる方が、実に多い。そして、培養では、Amoxicillin耐性のE.coliが半数ほどを占めています。
日本では、患者さんが泌尿器科に行っていたからなのか、あまり患者さんの数として多いように感じませんでしたが、この数週間はおそらく毎日診察している気がします。
これも、乾燥による体の脱水も影響しているのかもしれません。
多くは女性なので、この機会にPap smear(子宮頚がん検診)を勧め、Safer sexについてなども話をします。
また、閉経後の方で繰り返すような方には、Estrogen creamなどの代替療法を紹介しつつ、性交痛や不正出血の有無、腹圧性尿失禁の有無などについても話をしていきます。
性にまつわることや婦人科のことも、話を勧めていくうちに患者さんの方からどんどん質問が出てきます。「こうした話はタブー」と思っているのは、医療者側なのかもしれません。
さらには、外耳炎。これも、日本なら耳鼻科に行くので、内科のクリニックで良く見るものではなかった気がします。
点耳薬で改善する人が多い中で、「毎日耳かきしないとだめなんです!」という方が意外に多く、かなり繰り返しています。
こうした、いわゆるマイナー科の患者さんが多いです。
他にも、打撲や骨折、捻挫なども多いですね。
こちらに来て、「家庭医ってかんじー」と思うことが多いです。
そんな中で、治療に反応がいまいちな場合、あるいは、重症で専門治療が必要と判断した際には、各科の専門医に紹介になります。
私のいるクリニックはPrivateなので、Private Hospitalの各科専門医を紹介することになります。多くの方は、旅行者保険に入られているので、ほぼカバーされているようです。
NHSの専門医の紹介であれば、おそらく数カ月は待つことになるであろうものでも、1-2週間で診てもらえます。
ちょっと難渋なのは、紹介状を英語で書かなきゃならないことですが、、、
UKの作法なのか、あるいはPrivate Hispitalの専門医だからなのか、紹介をするときちんと報告書が帰ってきます。最初の報告書には、患者さんの既往から現病歴、診察での所見、そして今後の方針が書かれています。
しかも、ほとんどの先生方は、診察の度に患者さんの状態や症状の変化、方針の変更、手術記録などを報告してくださいます。
これが、実に勉強になる。自分の振り返りには、もってこいなのです。
自分の見立てや処置は正しかったか
患者さんがどのような経過をたどるのか
どういった身体所見をとるべきだったのか
そして
さまざまな症状や状態を英語で記載するときの実例として参考になるのです。
こうした各科専門医からの詳細にわたる報告が受けられるというのは、Primary Careを担っていく上での重要な点でもあります。だって、その後どうなったのか、本当に気がかりですし、また次に同じような患者さんに出会った時に、教訓が生かされます。
UKでは、GPのクリニックが、地域で暮らす方の最初に足を運ぶ医療機関として定められているため、完全なかかりつけ制度になっています。ですから、専門医でどのような治療が行われ、どのような経過をたどったのかをGPが把握できるように報告書を書くことが、礼儀なのかもしれません。
日本では、各科専門医に紹介すると、患者さんが戻ってこなくなることが多かったように思います。それは、専門医でもかかりつけ医として継続的に治療することが日常であり、また、患者さんの専門医志向がそうさせているのかもしれません。
ただ、Primary Careを担うものとしては、日本でも、経過のすべてにわたって詳細にわたる報告書が専門医から届く制度が整備されたら、患者さんとも、各科専門医とも、非常に良好な関係が作れるのではないかと思います。
それには、報告書を書く時間、というのを確保できるような働き方を作り出さないといけないですね。
日本でも、総合医・家庭医を専門医として確立すべく、厚労省の様々な審議会で議論が重ねられ、医学会も動き出しています。
厚労省では、医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期臨床研修制度)のあり方に関する研究班で議論が始まりました。
他にも、以下の審議会などで、家庭医に関する資料を読むことができます。
「安心と希望の医療確保ビジョン」第6回会議議事録
第5回 医道審議会医道分科会診療科名標榜部会
医師の需要に関する検討会
また、プライマリケアを担う医療者の学会である、日本家庭医療学会、日本プライマリ・ケア学会、日本総合診療医学会は、数年以内に合併をするために議論が重ねられています。
専門医制度を生み出すだけでなく、患者さんと各科専門医との良好な関係を築き、患者さんと各科専門医から信頼されるに足る能力を身につけ、それを研鑽し続ける制度も、同時に必要になってくるように思います。
専門医を作りました、はい、終了 な、わけではありませんから。
日本には、日本の医療文化に合ったPrimary care専門医制度が必要でしょう。
世界には、家庭医を専門医に位置づけて、長い歴史をもった国々がたくさんあります。成功も失敗も、学ぶことができます。日本の家庭医制度の確立のために、UKから沢山持ち帰れるような学びを、今後も続けていきたいです。
ということで日本との時差が1時間のびたということですね。
さて、現在私はGPとしてLondonで働いているわけなんですが、日本にいたときよりもはるかにバラエティーに富んだ症状を抱えた患者さんたちがいらっしゃっています。
いわゆる風邪などの上記道炎の次に、最も多いのは、おそらく皮膚疾患。
UKに来て、えらく乾燥した気候に、湿度の高い環境で育ってきた日本人の皮膚は負けてしまうようです。
乾燥してるなーと思っているうちに、皮膚がカサカサしてきて、寝ている間などに首や足をかきむしって、気付いたら湿疹になっていたり、悪くするとトビヒのようになってしまい、「なかなか治らない」と、クリニックにいらっしゃいます。
多くの方は、ステロイドとがっちり保湿剤を使ってもらう事で良くなりますが、もともとアトピー性皮膚炎をもっているような方は、なかなか湿疹がよくなりません。
入浴後の保湿剤でも改善しない時には、バスタブに入浴用オイルなどを使ってもらいます。
次は、尿路感染でしょうか。
女性の膀胱炎症状を訴えて来られる方が、実に多い。そして、培養では、Amoxicillin耐性のE.coliが半数ほどを占めています。
日本では、患者さんが泌尿器科に行っていたからなのか、あまり患者さんの数として多いように感じませんでしたが、この数週間はおそらく毎日診察している気がします。
これも、乾燥による体の脱水も影響しているのかもしれません。
多くは女性なので、この機会にPap smear(子宮頚がん検診)を勧め、Safer sexについてなども話をします。
また、閉経後の方で繰り返すような方には、Estrogen creamなどの代替療法を紹介しつつ、性交痛や不正出血の有無、腹圧性尿失禁の有無などについても話をしていきます。
性にまつわることや婦人科のことも、話を勧めていくうちに患者さんの方からどんどん質問が出てきます。「こうした話はタブー」と思っているのは、医療者側なのかもしれません。
さらには、外耳炎。これも、日本なら耳鼻科に行くので、内科のクリニックで良く見るものではなかった気がします。
点耳薬で改善する人が多い中で、「毎日耳かきしないとだめなんです!」という方が意外に多く、かなり繰り返しています。
こうした、いわゆるマイナー科の患者さんが多いです。
他にも、打撲や骨折、捻挫なども多いですね。
こちらに来て、「家庭医ってかんじー」と思うことが多いです。
そんな中で、治療に反応がいまいちな場合、あるいは、重症で専門治療が必要と判断した際には、各科の専門医に紹介になります。
私のいるクリニックはPrivateなので、Private Hospitalの各科専門医を紹介することになります。多くの方は、旅行者保険に入られているので、ほぼカバーされているようです。
NHSの専門医の紹介であれば、おそらく数カ月は待つことになるであろうものでも、1-2週間で診てもらえます。
ちょっと難渋なのは、紹介状を英語で書かなきゃならないことですが、、、
UKの作法なのか、あるいはPrivate Hispitalの専門医だからなのか、紹介をするときちんと報告書が帰ってきます。最初の報告書には、患者さんの既往から現病歴、診察での所見、そして今後の方針が書かれています。
しかも、ほとんどの先生方は、診察の度に患者さんの状態や症状の変化、方針の変更、手術記録などを報告してくださいます。
これが、実に勉強になる。自分の振り返りには、もってこいなのです。
自分の見立てや処置は正しかったか
患者さんがどのような経過をたどるのか
どういった身体所見をとるべきだったのか
そして
さまざまな症状や状態を英語で記載するときの実例として参考になるのです。
こうした各科専門医からの詳細にわたる報告が受けられるというのは、Primary Careを担っていく上での重要な点でもあります。だって、その後どうなったのか、本当に気がかりですし、また次に同じような患者さんに出会った時に、教訓が生かされます。
UKでは、GPのクリニックが、地域で暮らす方の最初に足を運ぶ医療機関として定められているため、完全なかかりつけ制度になっています。ですから、専門医でどのような治療が行われ、どのような経過をたどったのかをGPが把握できるように報告書を書くことが、礼儀なのかもしれません。
日本では、各科専門医に紹介すると、患者さんが戻ってこなくなることが多かったように思います。それは、専門医でもかかりつけ医として継続的に治療することが日常であり、また、患者さんの専門医志向がそうさせているのかもしれません。
ただ、Primary Careを担うものとしては、日本でも、経過のすべてにわたって詳細にわたる報告書が専門医から届く制度が整備されたら、患者さんとも、各科専門医とも、非常に良好な関係が作れるのではないかと思います。
それには、報告書を書く時間、というのを確保できるような働き方を作り出さないといけないですね。
日本でも、総合医・家庭医を専門医として確立すべく、厚労省の様々な審議会で議論が重ねられ、医学会も動き出しています。
厚労省では、医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期臨床研修制度)のあり方に関する研究班で議論が始まりました。
他にも、以下の審議会などで、家庭医に関する資料を読むことができます。
「安心と希望の医療確保ビジョン」第6回会議議事録
第5回 医道審議会医道分科会診療科名標榜部会
医師の需要に関する検討会
また、プライマリケアを担う医療者の学会である、日本家庭医療学会、日本プライマリ・ケア学会、日本総合診療医学会は、数年以内に合併をするために議論が重ねられています。
専門医制度を生み出すだけでなく、患者さんと各科専門医との良好な関係を築き、患者さんと各科専門医から信頼されるに足る能力を身につけ、それを研鑽し続ける制度も、同時に必要になってくるように思います。
専門医を作りました、はい、終了 な、わけではありませんから。
日本には、日本の医療文化に合ったPrimary care専門医制度が必要でしょう。
世界には、家庭医を専門医に位置づけて、長い歴史をもった国々がたくさんあります。成功も失敗も、学ぶことができます。日本の家庭医制度の確立のために、UKから沢山持ち帰れるような学びを、今後も続けていきたいです。
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日本での家庭医療
23 October 2008
Jack-O'-Lantern!
そろそろハロウィーンですね。
ショーウィンドーが、もっとハロウィーンぽくなるのかなぁと思っていましたが、そうでもないみたい。 ちょっと残念。 クリスマスに期待。
さて、いつか「カボチャ提灯:Jack-O'-Lantern」を作りたいと思っていたのですが、町中のスーパーに山ほどカボチャが積み上げられて売られていたので、チャレンジしてみました!

いかがでしょう? 「あははははー」って聞こえてきそう。
日本の食用カボチャとは違って、Lantern用のカボチャは中がスカスカで、スプーンで簡単に中身を削れます。
<作り方!>
1)形の良い、顔がちゃんと作れるくらいのカボチャを選ぶ。
2)小さなナイフなどでヘタのところを丸くくりぬく。 あとで蓋にできるように、空気穴をあけておく。
3)中のタネとワタ(ふわふわした種の周りのもの)を、スプーンを使って壁からこそぎ落とす。
4)壁の厚さが1cm位になるまで、ゴリゴリと削りだす。
5)ボールペンなどで、顔の輪郭をちょっと小さめに書く。
6)慎重に、顔の輪郭をナイフでくりぬく。
7)小さなローソクを入れて、はい!出来上がり!
このカボチャは、クリニックの正面にでも飾ってもらうことにしましょう!
んー、1つじゃさみしいから、家族分、あと2つ3つ作ろっかなー。
ショーウィンドーが、もっとハロウィーンぽくなるのかなぁと思っていましたが、そうでもないみたい。 ちょっと残念。 クリスマスに期待。
さて、いつか「カボチャ提灯:Jack-O'-Lantern」を作りたいと思っていたのですが、町中のスーパーに山ほどカボチャが積み上げられて売られていたので、チャレンジしてみました!
いかがでしょう? 「あははははー」って聞こえてきそう。
日本の食用カボチャとは違って、Lantern用のカボチャは中がスカスカで、スプーンで簡単に中身を削れます。
<作り方!>
1)形の良い、顔がちゃんと作れるくらいのカボチャを選ぶ。
2)小さなナイフなどでヘタのところを丸くくりぬく。 あとで蓋にできるように、空気穴をあけておく。
3)中のタネとワタ(ふわふわした種の周りのもの)を、スプーンを使って壁からこそぎ落とす。
4)壁の厚さが1cm位になるまで、ゴリゴリと削りだす。
5)ボールペンなどで、顔の輪郭をちょっと小さめに書く。
6)慎重に、顔の輪郭をナイフでくりぬく。
7)小さなローソクを入れて、はい!出来上がり!
このカボチャは、クリニックの正面にでも飾ってもらうことにしましょう!
んー、1つじゃさみしいから、家族分、あと2つ3つ作ろっかなー。
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17 October 2008
学術的情報の探し方
大学院での課題が出たときに、一番最初に取り掛かるのが、手元にある教科書の該当しそうな項目を読んでみること。
そのあと、そこのBibliographyやReferenceから、関連しそうなものをピックアップして、さらに本や論文を読んでみる。
さらに、その論文のreferenceを孫引きして、、、というのが、だいたいのパターン。
この孫引きでは、年代をさかのぼる感じでテーマにそった論文を探すことができる。
たとえば、何かの理論体系について知りたいときには、その理論がどんな変遷で現在の形になったのか、というようなことが論文をたどっていくことで見えてくる。
では、最新のものにたどりつくにはどうするか。
論文は、多くのものがInternet上で参照できる。 多くのJournalではAbstractのページに、その対象になっている論文を引用(Citation)した論文を探し出すリンクがあるので、これであれば、最新のものに近い論文にたどりつくことができる。
ただし、Subscribeが必要なこともあり、UKであればNHSや大学に所属していないと、多くの論文を読めないのがちょっと欠点かも。
医学関連で有名なデータベースは PubMed
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/
その中でもPubMed Centralはフリーで読める。
http://www.pubmedcentral.nih.gov/
マネジメント系では Emerald があります。
http://emeraldinsight.com/
いくつも論文を探し出していくと、テーマによってよく掲載されるJournalが決まってくるので、それをBookmarkしておくことも、Tipsかも。 さらには、そのテーマの権威である研究者が分かってくる。
そこで、今度はGoogleの出番。
その中でも、Google scholarは、非常にありがたい検索エンジン。
Googleのメインページの左上に、moreというリンクがあるので、その中からScholarを探すとどの言語のGoogleでも見つかるはず。
Google Scholarは、学術論文のみを検索してくれるので、検索時間が短縮できる。
キーになっていそうな論文の題名で探すと、その論文をCitationしている論文がずらりとならぶし、権威である研究者の名前を入れると、その人が書いた論文の一覧が参照できる。あるいはキーワードで探せば、テーマの周辺にある研究の傾向も見てとれる。
それでもいま一つテーマについてよくわからない時、あるいは、どこから手をつけたらいいか皆目見当がつかない時には、キーワードに続けて拡張子を付けてGoogleで探すという手があります。
拡張子とは、パソコンで利用するファイルの特徴を示す英語3文字程度で表わされる記号のこと。
「.pdf」:Adobe Acrobatで作成されたPDFファイル
「.doc .docx」:Windows Wordのファイルやほかのテキストエディティングのできるファイル
「.ppt .pptx」:Windows Powerpoint、Powerpoint 2007で作成されたファイル
「.xls .xlsx」:Windows Excel, Excel 2007で作成されたファイル
などがあります。
たとえば、Healthcare managementというキーワードに、pptをつけてGoogleで検索すると、Internet上にUploadされている、Healthcare managementという単語を使ったPowerpointのスライドが探し出せます。 スライドを読むことで、誰かのレクチャーを参照することができる、という具合。Uploadしてくれている方に、感謝。
さらに、pdfで検索をすると、学術論文やスキャンした資料、PowerpointをPDF形式で保存したものが検索できます。これなら、フリーで読める論文がすぐに探せます。
かなりの情報がInternetで手に入り、どうしても本を参照したいときだけ図書館に行くというので、大学院での課題はこなすことができました。
まぁ、Internetがないと、どうにもならない、ともいえますが、、
Internetがない時代は、論文を探すというだけでも、どれ程の労力が必要だったんだろう。。
逆に、Internetでこれだけ探すことができるので、「先行論文・関連資料がない」と、そう簡単に言えない、という状況になってきていますね。
そのあと、そこのBibliographyやReferenceから、関連しそうなものをピックアップして、さらに本や論文を読んでみる。
さらに、その論文のreferenceを孫引きして、、、というのが、だいたいのパターン。
この孫引きでは、年代をさかのぼる感じでテーマにそった論文を探すことができる。
たとえば、何かの理論体系について知りたいときには、その理論がどんな変遷で現在の形になったのか、というようなことが論文をたどっていくことで見えてくる。
では、最新のものにたどりつくにはどうするか。
論文は、多くのものがInternet上で参照できる。 多くのJournalではAbstractのページに、その対象になっている論文を引用(Citation)した論文を探し出すリンクがあるので、これであれば、最新のものに近い論文にたどりつくことができる。
ただし、Subscribeが必要なこともあり、UKであればNHSや大学に所属していないと、多くの論文を読めないのがちょっと欠点かも。
医学関連で有名なデータベースは PubMed
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/
その中でもPubMed Centralはフリーで読める。
http://www.pubmedcentral.nih.gov/
マネジメント系では Emerald があります。
http://emeraldinsight.com/
いくつも論文を探し出していくと、テーマによってよく掲載されるJournalが決まってくるので、それをBookmarkしておくことも、Tipsかも。 さらには、そのテーマの権威である研究者が分かってくる。
そこで、今度はGoogleの出番。
その中でも、Google scholarは、非常にありがたい検索エンジン。
Googleのメインページの左上に、moreというリンクがあるので、その中からScholarを探すとどの言語のGoogleでも見つかるはず。
Google Scholarは、学術論文のみを検索してくれるので、検索時間が短縮できる。
キーになっていそうな論文の題名で探すと、その論文をCitationしている論文がずらりとならぶし、権威である研究者の名前を入れると、その人が書いた論文の一覧が参照できる。あるいはキーワードで探せば、テーマの周辺にある研究の傾向も見てとれる。
それでもいま一つテーマについてよくわからない時、あるいは、どこから手をつけたらいいか皆目見当がつかない時には、キーワードに続けて拡張子を付けてGoogleで探すという手があります。
拡張子とは、パソコンで利用するファイルの特徴を示す英語3文字程度で表わされる記号のこと。
「.pdf」:Adobe Acrobatで作成されたPDFファイル
「.doc .docx」:Windows Wordのファイルやほかのテキストエディティングのできるファイル
「.ppt .pptx」:Windows Powerpoint、Powerpoint 2007で作成されたファイル
「.xls .xlsx」:Windows Excel, Excel 2007で作成されたファイル
などがあります。
たとえば、Healthcare managementというキーワードに、pptをつけてGoogleで検索すると、Internet上にUploadされている、Healthcare managementという単語を使ったPowerpointのスライドが探し出せます。 スライドを読むことで、誰かのレクチャーを参照することができる、という具合。Uploadしてくれている方に、感謝。
さらに、pdfで検索をすると、学術論文やスキャンした資料、PowerpointをPDF形式で保存したものが検索できます。これなら、フリーで読める論文がすぐに探せます。
かなりの情報がInternetで手に入り、どうしても本を参照したいときだけ図書館に行くというので、大学院での課題はこなすことができました。
まぁ、Internetがないと、どうにもならない、ともいえますが、、
Internetがない時代は、論文を探すというだけでも、どれ程の労力が必要だったんだろう。。
逆に、Internetでこれだけ探すことができるので、「先行論文・関連資料がない」と、そう簡単に言えない、という状況になってきていますね。
16 October 2008
使えるサイト - Get Body Smart
現在の診療所では、GPとして働いていて、必要に応じてPrivate Hospitalの専門医に紹介をします。その時に問題になるのが、紹介状を英語で書かなきゃならないということ。
ちゃんとした紹介状なんて、英語で書いたことがないので、毎回時間がかかる、かかる。。
特に、解剖学的用語や症状を説明するのに適した言い回しというのが、なんとも難しい。
で、いろいろ探していたら、こんな素晴らしいサイトを見つけました。(英語です)
Get Body Smart
http://www.getbodysmart.com/
もう、鳥肌がたつほど感動的です。
どの筋肉がどのような動きを担うか、どの神経がどの領域を支配するかなど、実にわかりやすい。しかも、動画で動きを見られるので、非常に頭に入りやすい。
こんな風に解剖学を勉強したら、もっと頭に入っていただろうにと思います。
患者さんに説明するときに、こんな動く動画を見せながら説明したら、非常にわかりやすいだろうなぁ。
ほんとお勧めです。
ちゃんとした紹介状なんて、英語で書いたことがないので、毎回時間がかかる、かかる。。
特に、解剖学的用語や症状を説明するのに適した言い回しというのが、なんとも難しい。
で、いろいろ探していたら、こんな素晴らしいサイトを見つけました。(英語です)
Get Body Smart
http://www.getbodysmart.com/
もう、鳥肌がたつほど感動的です。
どの筋肉がどのような動きを担うか、どの神経がどの領域を支配するかなど、実にわかりやすい。しかも、動画で動きを見られるので、非常に頭に入りやすい。
こんな風に解剖学を勉強したら、もっと頭に入っていただろうにと思います。
患者さんに説明するときに、こんな動く動画を見せながら説明したら、非常にわかりやすいだろうなぁ。
ほんとお勧めです。
04 October 2008
社会的ジレンマ 「環境破壊」から「いじめ」まで
Dissertationで利用した文献をご紹介します。
これまた、いつもお世話になっている N先生の「書庫」から選び抜かれた良書です。
著者の 山岸 俊男 教授は、社会心理学に関して非常に多くの論文を書かれていて、社会心理学に関しての最先端の研究をしており、新しい理論を構築している人としてその世界では有名のようです。
http://lynx.let.hokudai.ac.jp/members/yamagishi/index.html
何ともありがたいことに、Webから論文を無料でダウンロードできるようになっています。
あー、dissertationを書いているときとか、もっと早く気付いていたらと、後悔、、
さて、この本の副題は「環境破壊」とか「いじめ」とか、キャッチーなコピーになっていますが、中身としてはそれよりも、社会のなかで(山岸先生の研究テーマである)「信頼」というものが、どのように働いているのか、それを「ゲーム理論」などから発展した理論でもって解説されています。
一般向けに書かれている本ですので、非常にわかりやすく、また、教育の限界あるいは目標の設置について、新たな視点を得ることができると思いました。
キーワードとしては、
・みんなが主義
・社会的交換モジュール
・本当のかしこさ
・かしこい非合理性
・コミットメント
・互恵性原理:社会的交換ヒューリスティック
・感情
読み進めていくと、コミュニティの一員として、管理者として、教育者として、家族の一員として、家庭医として、自分個人としてなど、いろいろな役割の中でこれまで自分がとってきた行動について、何か胸につかえていたものがすっきりしました。
また、管理者として組織行動や文化、パワーバランスなどを分析する時や、認知行動療法を勧めていく家庭医として、あるいは、後輩をサポートする教育者として、自分の中に何か大きな変化をもたらしてくれそうな「理論」が、ここにあるような気さえしてきます。
あっちこっちのバラバラな理論達の、大きな枠組みが少しずつ重なり合っている部分の一つが、この山岸先生の提唱されている新しい社会心理学的理論の一つなのかもしれません。
面白いですよ。
しかし、N先生の「すごい本を探す嗅覚」には、いつもため息が出るほど感動します。
また、よろしくお願いします!
これまた、いつもお世話になっている N先生の「書庫」から選び抜かれた良書です。
- 社会的ジレンマ―「環境破壊」から「いじめ」まで (PHP新書)
- 発売元: PHP研究所
- 価格: ¥ 693
- 発売日: 2000/06
- おすすめ度

posted with Socialtunes at 2008/10/05
著者の 山岸 俊男 教授は、社会心理学に関して非常に多くの論文を書かれていて、社会心理学に関しての最先端の研究をしており、新しい理論を構築している人としてその世界では有名のようです。
http://lynx.let.hokudai.ac.jp/members/yamagishi/index.html
何ともありがたいことに、Webから論文を無料でダウンロードできるようになっています。
あー、dissertationを書いているときとか、もっと早く気付いていたらと、後悔、、
さて、この本の副題は「環境破壊」とか「いじめ」とか、キャッチーなコピーになっていますが、中身としてはそれよりも、社会のなかで(山岸先生の研究テーマである)「信頼」というものが、どのように働いているのか、それを「ゲーム理論」などから発展した理論でもって解説されています。
一般向けに書かれている本ですので、非常にわかりやすく、また、教育の限界あるいは目標の設置について、新たな視点を得ることができると思いました。
キーワードとしては、
・みんなが主義
・社会的交換モジュール
・本当のかしこさ
・かしこい非合理性
・コミットメント
・互恵性原理:社会的交換ヒューリスティック
・感情
読み進めていくと、コミュニティの一員として、管理者として、教育者として、家族の一員として、家庭医として、自分個人としてなど、いろいろな役割の中でこれまで自分がとってきた行動について、何か胸につかえていたものがすっきりしました。
また、管理者として組織行動や文化、パワーバランスなどを分析する時や、認知行動療法を勧めていく家庭医として、あるいは、後輩をサポートする教育者として、自分の中に何か大きな変化をもたらしてくれそうな「理論」が、ここにあるような気さえしてきます。
あっちこっちのバラバラな理論達の、大きな枠組みが少しずつ重なり合っている部分の一つが、この山岸先生の提唱されている新しい社会心理学的理論の一つなのかもしれません。
面白いですよ。
しかし、N先生の「すごい本を探す嗅覚」には、いつもため息が出るほど感動します。
また、よろしくお願いします!
UKでの地域差ーマイバック利用率
ManchesterからLondonに移ってきて2か月が過ぎました。
Londonは英国第1の都市、Manchesterは、Birminghamと毎年のように第2位と第3位を取り合っているような感じです。
明らかに、London, Manchester, Birminghamは雰囲気が違います。
LondonとManchesterで圧倒的に違うのは、町の清潔さ。
路上にゴミが舞い散っているのは、まぁ、UKならどこでもそうなのですが、Manchesterは本当にびっくりするようなものが路上に落ちていました。
たばこの吸い殻、お菓子の包み紙、新聞紙、ビールの空きビンとか、「ひえー」って思うのは、フライドチキンの骨とか、サンドイッチの食べかけ。片っぽだけの靴とか、どっかのBarのガラスコップ(まだビールが入ってたりする)とか、まぁ、とにかく凄い。
Londonは、確かにたばこの吸い殻とか新聞紙は舞い散ってますが、こまめにお掃除の人が掃除をしています。デッキブラシで集めて、スコップを「ちりとり」代りにして集めてるの。あの、ディスニーランドとか、そういうところで使ってるような「ちりとり」じゃないのよね。
さらに「違うなー」って思ったのが、リサイクルバックの普及率。
Manchesterで、自分で袋を用意している人って、本当に見かけなかった。
実際に、お店の前でObservationしたわけじゃないからはっきりは分からないけど、明らかにLondonの人たちの方が、お店に買い物袋を持参している人が多い気がする。
年配の人だけじゃなくて、男性とか、学生とか、こじゃれた格好をしているキャリアウーマンぽい人とかも、おもむろにバックから手提げ袋とか、再利用のビニール袋をとり出す。
大きなショッピングセンターとかだと、日本で年配の方が押したり引っ張ったりして持っているような、キャリアーのついた大きなバッグとか、お店でプロデュースしている大きな買い物袋とか、自分で作ったのかなぁって思うような、おっきな布製の袋とかをもってきてたりする。
Tescoとかのスーパーでは、買い物袋を持参してビニール袋をもらわないようにするとポイントがつくので、私もせっせと貯めています。
私の場合は、仕事帰りにお店によることが多いので、カバンの中に風呂敷を持ち歩いてます。重くないしかさばらないしね。
お店では、空いたかごに風呂敷をひいて、レジを済ませた商品をそこへ入れ、きゅっと縛って持って帰ります。(雨が降ったらかぶったりしてるけど、日本人の友達から「それはやめろ」と言われちゃいました。)
レジのところで、ぶわーっと風呂敷を広げると、結構皆さんびっくりします。
なんじゃそりゃ、みたいなね。
で、最後に、端をきゅっと縛って、さっさと持ちあげちゃうと、「It works!」とか「Nice!」とか言ってもらえちゃったりします。
ちょっと、誇らしかったりします。でしょ?でしょ?みたいな。
Londonに来てから風呂敷について、ものすごくよく聞かれます。たった2ヶ月で、5回は聞かれてる。あるおばさまは、バスの中までついてきて「それって、どこで買ったの?」とか「どんな構造になってるの?」とか、「汚れたら洗ったらいいのよねぇー」なんて会話になりました。思わず、あげちゃいそうになりましたけど、餞別でもらったものなので、ごめんなさい。
なので、「カーテン生地みたいなしっかりした布を四角にして、端を縫ったらできますよ。私の国では昔から使ってるものなんです」って、教えてあげます。あら、これって、商売になる?みたいに思ったりしちゃいますが(笑)
でも、Londonでも、ど真ん中のCityなんかでは、あまりマイバックはみかけないです。
お昼時などは、みんなお弁当を買い出しに行くのですが、サンドイッチとコーヒーだけなのに、紙袋に入れてもらってそのままゴミとして捨てちゃいます。 なので、お昼時には公園のゴミ箱は、紙袋でいっぱいになります。もったいないなー。(ま、道端にそのまま放置するんじゃなくて、ゴミ箱に捨てるだけ「まし」ですけどね。)
なんか、こう、ゴミを減らす方法って、もうちょっとあってもいいと思うんだけどなー、なんて思いながら、タンブラー持参したり、袋を持参したりしながら、(一人でやっててもちょっとむなしくなったりしますが)、生活してるって感じでしょうか。
Londonは英国第1の都市、Manchesterは、Birminghamと毎年のように第2位と第3位を取り合っているような感じです。
明らかに、London, Manchester, Birminghamは雰囲気が違います。
LondonとManchesterで圧倒的に違うのは、町の清潔さ。
路上にゴミが舞い散っているのは、まぁ、UKならどこでもそうなのですが、Manchesterは本当にびっくりするようなものが路上に落ちていました。
たばこの吸い殻、お菓子の包み紙、新聞紙、ビールの空きビンとか、「ひえー」って思うのは、フライドチキンの骨とか、サンドイッチの食べかけ。片っぽだけの靴とか、どっかのBarのガラスコップ(まだビールが入ってたりする)とか、まぁ、とにかく凄い。
Londonは、確かにたばこの吸い殻とか新聞紙は舞い散ってますが、こまめにお掃除の人が掃除をしています。デッキブラシで集めて、スコップを「ちりとり」代りにして集めてるの。あの、ディスニーランドとか、そういうところで使ってるような「ちりとり」じゃないのよね。
さらに「違うなー」って思ったのが、リサイクルバックの普及率。
Manchesterで、自分で袋を用意している人って、本当に見かけなかった。
実際に、お店の前でObservationしたわけじゃないからはっきりは分からないけど、明らかにLondonの人たちの方が、お店に買い物袋を持参している人が多い気がする。
年配の人だけじゃなくて、男性とか、学生とか、こじゃれた格好をしているキャリアウーマンぽい人とかも、おもむろにバックから手提げ袋とか、再利用のビニール袋をとり出す。
大きなショッピングセンターとかだと、日本で年配の方が押したり引っ張ったりして持っているような、キャリアーのついた大きなバッグとか、お店でプロデュースしている大きな買い物袋とか、自分で作ったのかなぁって思うような、おっきな布製の袋とかをもってきてたりする。
Tescoとかのスーパーでは、買い物袋を持参してビニール袋をもらわないようにするとポイントがつくので、私もせっせと貯めています。
私の場合は、仕事帰りにお店によることが多いので、カバンの中に風呂敷を持ち歩いてます。重くないしかさばらないしね。
お店では、空いたかごに風呂敷をひいて、レジを済ませた商品をそこへ入れ、きゅっと縛って持って帰ります。(雨が降ったらかぶったりしてるけど、日本人の友達から「それはやめろ」と言われちゃいました。)
レジのところで、ぶわーっと風呂敷を広げると、結構皆さんびっくりします。
なんじゃそりゃ、みたいなね。
で、最後に、端をきゅっと縛って、さっさと持ちあげちゃうと、「It works!」とか「Nice!」とか言ってもらえちゃったりします。
ちょっと、誇らしかったりします。でしょ?でしょ?みたいな。
Londonに来てから風呂敷について、ものすごくよく聞かれます。たった2ヶ月で、5回は聞かれてる。あるおばさまは、バスの中までついてきて「それって、どこで買ったの?」とか「どんな構造になってるの?」とか、「汚れたら洗ったらいいのよねぇー」なんて会話になりました。思わず、あげちゃいそうになりましたけど、餞別でもらったものなので、ごめんなさい。
なので、「カーテン生地みたいなしっかりした布を四角にして、端を縫ったらできますよ。私の国では昔から使ってるものなんです」って、教えてあげます。あら、これって、商売になる?みたいに思ったりしちゃいますが(笑)
でも、Londonでも、ど真ん中のCityなんかでは、あまりマイバックはみかけないです。
お昼時などは、みんなお弁当を買い出しに行くのですが、サンドイッチとコーヒーだけなのに、紙袋に入れてもらってそのままゴミとして捨てちゃいます。 なので、お昼時には公園のゴミ箱は、紙袋でいっぱいになります。もったいないなー。(ま、道端にそのまま放置するんじゃなくて、ゴミ箱に捨てるだけ「まし」ですけどね。)
なんか、こう、ゴミを減らす方法って、もうちょっとあってもいいと思うんだけどなー、なんて思いながら、タンブラー持参したり、袋を持参したりしながら、(一人でやっててもちょっとむなしくなったりしますが)、生活してるって感じでしょうか。
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