04 October 2008

UKでの地域差ーマイバック利用率

 ManchesterからLondonに移ってきて2か月が過ぎました。
 Londonは英国第1の都市、Manchesterは、Birminghamと毎年のように第2位と第3位を取り合っているような感じです。
 
 明らかに、London, Manchester, Birminghamは雰囲気が違います。
 
 LondonとManchesterで圧倒的に違うのは、町の清潔さ。

 路上にゴミが舞い散っているのは、まぁ、UKならどこでもそうなのですが、Manchesterは本当にびっくりするようなものが路上に落ちていました。

 たばこの吸い殻、お菓子の包み紙、新聞紙、ビールの空きビンとか、「ひえー」って思うのは、フライドチキンの骨とか、サンドイッチの食べかけ。片っぽだけの靴とか、どっかのBarのガラスコップ(まだビールが入ってたりする)とか、まぁ、とにかく凄い。
 Londonは、確かにたばこの吸い殻とか新聞紙は舞い散ってますが、こまめにお掃除の人が掃除をしています。デッキブラシで集めて、スコップを「ちりとり」代りにして集めてるの。あの、ディスニーランドとか、そういうところで使ってるような「ちりとり」じゃないのよね。

 さらに「違うなー」って思ったのが、リサイクルバックの普及率。

 Manchesterで、自分で袋を用意している人って、本当に見かけなかった。
 実際に、お店の前でObservationしたわけじゃないからはっきりは分からないけど、明らかにLondonの人たちの方が、お店に買い物袋を持参している人が多い気がする。
 年配の人だけじゃなくて、男性とか、学生とか、こじゃれた格好をしているキャリアウーマンぽい人とかも、おもむろにバックから手提げ袋とか、再利用のビニール袋をとり出す。

 大きなショッピングセンターとかだと、日本で年配の方が押したり引っ張ったりして持っているような、キャリアーのついた大きなバッグとか、お店でプロデュースしている大きな買い物袋とか、自分で作ったのかなぁって思うような、おっきな布製の袋とかをもってきてたりする。

 Tescoとかのスーパーでは、買い物袋を持参してビニール袋をもらわないようにするとポイントがつくので、私もせっせと貯めています。 

 私の場合は、仕事帰りにお店によることが多いので、カバンの中に風呂敷を持ち歩いてます。重くないしかさばらないしね。
 お店では、空いたかごに風呂敷をひいて、レジを済ませた商品をそこへ入れ、きゅっと縛って持って帰ります。(雨が降ったらかぶったりしてるけど、日本人の友達から「それはやめろ」と言われちゃいました。)

 レジのところで、ぶわーっと風呂敷を広げると、結構皆さんびっくりします。
 なんじゃそりゃ、みたいなね。

 で、最後に、端をきゅっと縛って、さっさと持ちあげちゃうと、「It works!」とか「Nice!」とか言ってもらえちゃったりします。 
 ちょっと、誇らしかったりします。でしょ?でしょ?みたいな。

 Londonに来てから風呂敷について、ものすごくよく聞かれます。たった2ヶ月で、5回は聞かれてる。あるおばさまは、バスの中までついてきて「それって、どこで買ったの?」とか「どんな構造になってるの?」とか、「汚れたら洗ったらいいのよねぇー」なんて会話になりました。思わず、あげちゃいそうになりましたけど、餞別でもらったものなので、ごめんなさい。
 なので、「カーテン生地みたいなしっかりした布を四角にして、端を縫ったらできますよ。私の国では昔から使ってるものなんです」って、教えてあげます。あら、これって、商売になる?みたいに思ったりしちゃいますが(笑)

 でも、Londonでも、ど真ん中のCityなんかでは、あまりマイバックはみかけないです。
 お昼時などは、みんなお弁当を買い出しに行くのですが、サンドイッチとコーヒーだけなのに、紙袋に入れてもらってそのままゴミとして捨てちゃいます。 なので、お昼時には公園のゴミ箱は、紙袋でいっぱいになります。もったいないなー。(ま、道端にそのまま放置するんじゃなくて、ゴミ箱に捨てるだけ「まし」ですけどね。)

 なんか、こう、ゴミを減らす方法って、もうちょっとあってもいいと思うんだけどなー、なんて思いながら、タンブラー持参したり、袋を持参したりしながら、(一人でやっててもちょっとむなしくなったりしますが)、生活してるって感じでしょうか。

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