13 February 2008

異文化交流

 今日は授業の後に、イタリア語のクラスにでて、そのあとクラスメートのパキスタン人K君とNさん(超美人です。モデルみたい)とクウェート人のA君と日本人の私で夕食に出かけました。

 向かった先は、Manchester のCity Centerから西にあるSulfordというところ。
 K君の車で出発したのですが、High wayで道を間違えたりとか、あっちこっちぐるぐる回って、結局バスで20分のところに向かうのに、40分くらいかかりました。

 でも、その間の車の中で、普段なかなか話せないことだったり、お国柄の話だったり、食べ物の話だったり、夕方でだいぶ頭が回らなくって英語に苦労したけど、かなり楽しい時間でした。

 食事をしたのはパキスタン料理のお店。
 テーブルが80席くらいはあるかと思われる、とんでもなく広いバイキング形式のお店。
 入った瞬間、ものすごい香辛料のにおいで圧倒されるくらい。

 お客さんはサリーを着たパキスタンやインド人に交じって、誕生日会をしている白人が多い。
 食事中に「Happy Birthday to You---!!」って大声で歌っていて、お客さんたちからも拍手をもらっている。

 やっぱりここでも「並ぶ」のは英国って感じですが、お皿を持って順番に30種類くらいある料理の列を順番に回っていきます。みんな山のようにサラダ、ケバブ、ピラフ、カレーを盛り付けています。
 
 あんまり辛い食べ物が得意ではないので、サラダと少しの鶏肉のケバブ、ライスとラム肉のカレーを盛り付けてテーブルに戻ると、ほかの3人は山もりのお皿に加えて、別皿で大量にサラダを持ってきていました! ものすごい勢いで食べているので、圧倒されていると、A君から一言。
 
それしか食べないの? 調子悪いの?

い、いや、そうじゃなくって、これが普通なんです。 
この量で充分です、はい。
そんなに食べたら、胃がやられてしまいます。

 私が一皿食べる間に、彼らは2往復していました。ものすごい食欲です。もう、圧倒されます。
 彼らだけではなくて、周りのテーブルのお客さんたちも、ものすごい量を食べています。圧巻です。
 
 Nさんは、美人なうえに超スタイルもよくって、それなのに、ものすごくよく食べます。
 思わず、「そんなに食べてスタイルって、どうやって保ってるの?」と聞くと、普段は野菜が中心だけど、こういう時には、思う存分食べるの。だって、ダイエットって、楽しみがないとやってられないでしょ?とのこと。 あー、そうですか。 普段たくさん食べてなくても、食べられる体なのね、うらやましい。

 それだけ大量に食べた後、彼らは私が食べ終わるのを待って、今度はデザート。

 ケーキにアイスクリーム、それにパキスタンの伝統的なお菓子まで。
 私はもう要りませんというのを聞きもせず、ショーウインドーから私の分まで選んでくれます。


 このGULAAB JAMUNというお菓子は、あり得ない位に甘ーいのです。パンを細かくちぎって練乳に浸して、それをパンでくるんで揚げパンにして、それをはちみつとシロップに付け込んだ、みたいな、そんなかんじ。一口食べて、あまりの甘さにむせてしまったほど。

 お国では、大量に食事をした後に、軽く2個は食べるんだそうです。

 あー、どうりで。
 さっき「1個ください」ってコックさんに言ったら、「ええぇ?1個でいいの、本当に?」って聞かれたのは、そういうことなんですね。

 食事の最中には、授業の話やAssignmentの成績の話、イスラムについて、日本の医療や文化、政治についてなんていう真面目な話から、お国料理の話、民族衣装の話、そして当然?ながら恋愛についてや結婚観や人生観など、たくさん話をしました。

 イスラム圏の男性は、本当に、なんというか、女性をリードすることが当然なようで、ぬかるむ道を歩くときには女性たちを気遣ったり、料理を持ってこようとすると「いいから、いいから座っていて。それは僕の仕事だよ。」と、なんともSweetなことを言ってくれます。
 彼らに言わせると、たとえ友達でも「女性を守る役回りをするのが男性」というのがイスラムなんだそうで、イスラムについて、もう少し知るとおもしろそう です。いいから言うことを聞けというタイプの典型的な男尊女卑という感じではなく、ごく自然に役割を分担するのがイスラムだと言っていました。

 そんな中で、K君から言われたのは、
 僕にとって、Tag(私のこと)は、日本からの親善大使だからね。授業中でも、こうして話をしていても、それが全部「日本」をあらわしているんだよね。
 って言われて、あーなるほどねーって思いました。

 確かに、私にとってはK君やNさんがパキスタンを知る糸口になって、彼らのありようが「パキスタン」なわけで、A君の考え方や信念が「クウェート」なわけで、当然彼らにとっては、私の言動が「日本」なわけですね。 

 授業に出る時にはパソコンを持っていって、そこに書き込んでいたりとか、なんでもデジカメで撮ったりとかしていると、「やっぱり日本人だねー」って言われていたのは、そういうことなんですね。
 日本 = デジタル+ハイテク っていうのが、すっかり当然のように思われています。
 パソコンやネットのことで分かんない時には、Japaneseに聞け、みたいな。

 それに、Managementを勉強していると、必ずTOYOTA方式だの、KANBAN方式だのが出てくるので、そういう時には、たいていその根底に流れている文化的背景について説明するように促されるので、大げさな話ではなく、私の口から出たことが「日本」を象徴することに、いい意味でも悪い意味でも、なるんですね。

 よく、海外に出るとより自分の国のことについて目が向くようになるといわれますが、確かにその通り。
 自国の統計学的データから、自分の専門分野についての法律や制度について、歴史や宗教や様々な文化について、政策やその政策の背景にある歴史的事実の解釈などについても、「あー、もっと勉強しておけばよかったー」って思うことがしばしばあります。
 知っていれば、もっとたくさんのことを伝えられるし、自分の中でもほかの文化圏を知る手がかりとなります。 歴史がからきしだめなので、彼らの国で何かがあった時代に、日本ではどうだったのかというのが頭に浮かんでこないので、話が広がらなくて面白くない。 うーん、今度は歴史の勉強か?!

 帰りの車のなかで、すでに次回の食事会についての話になり、今度は私がお店を探してくる番に。
 おいしい日本料理を食べてもらいたいんだけど、なかなかManchesterにはないしなー っていうと、じゃぁ作ってよ!と。  ええぇ、、それは無理です、ごめんなさい。ここでも、また反省。。。

 ということで、次回は中華に決定。
 
 

2 comments:

ポチ said...

GULAAB JAMUNはインドに行った時に食べたことがあります。エア・インディアの機内でも出ました。インドではミルクでできたスイーツが多く、どれもシロップに漬けてあってたっぷり甘いのですが、カレーのスパイスが効いた辛~い料理の後には、極度に甘いものが食べたくなると現地の方は、おっしゃっていました。この極端さがインド人のパワーなのかと、私は納得していました・・・。ところで、大学院での勉強を始められる前に、日本で専門の学校に通われて準備をされたとは、懸命だったと思います。さすが、東京ではこういった機関があるとは、知りませんでした。私は、夫の赴任に伴いアメリカで主婦生活をしていますが、その前にこういったところで準備ができたなら、大学院に入学するという道も開けていたかもしれません。日本での専門性を生かせることはなく、英語ができないと、現地では学歴がないのも同然です。自分の専門領域の学会や論文は、逐一英語が分からなくても、内容の概要をつかむことはできましたが、単位を修得しなくてはならなとなると、英語圏での授業の受け方をどこかで習わないと、正直、コミュニティーカレッジ(短大レベル)でも最初は難しいと感じました。短期のVisiting Scholarだと、英語がそれほど得意ではなくても、大学に籍を置くことはできても、何らかの認定を得る必要がある立場になると、ネイティブと同じ結果を出さなくてはならないので、本当に大変だと思います。私は、Yogaのインストラクター養成コースに通っていますが、哲学的な本を読んでのディスカッションでは、ほとんど発言できない苦しさがあります。大学付属のESLは大学入学希望者を対象とした午前中のみのクラスであり、大学院入学レベルだと、ブログの中で触れられている日本の学校で準備をしておく方が、よほど良さそうです。現地で長年暮らしている移民の方でも、英語ができない人はいっぱいおり、主婦をしているだけでは英語力がさほど伸びないであろうことを、私自身が実感しています。留学前の日本で、授業についていけるだけの準備をしておくべきだという意見に賛成です。

Tag said...

ポチさんこんにちは!
お返事が、本当に遅くなってしまって申し訳ないです。。

なるほど、辛ぁーいから甘ぁーいっていうのが、インド流なんですね。
確かに彼らはパワフルですねぇ、実感します。見習いたいところですが、あの辛さと甘さのギャップは、胃がもたなそうです、、

大学院の準備コースは、たまたまアルクか何かの雑誌から情報を得て、ええぃ!と飛び込んだものなのです。
なにせ、明らかに英語のレベルがダメダメだというのが分かっておりましたし、Academiaの厳しさというのを先輩達から聞いておりましたので、、、

英語がすべての障壁になっている感じがするのは、本当に同感です。
課題のEssayであっても、英語がいま一つというだけで、ワンランク下の評価をされて、どれだけ悔しい思いをすることか! 

Yogaですか!素敵ですねぇ。不思議なことに、とても仏教的な考えが基盤になっているのに、日本で学問として学べるところって、それほど多くないと聞いたことがあります。 ストレスコーピングからも、学んでみたいものの一つです!また、是非情報をお知らせください!

学術的な話になると、専門用語だったり、いわゆる常用の単語であっても、その意味合いの定義が違ったりと、自分の発言内容を振り返って、がっくりしてしまうことも度々です。「なんとなくわかるよねぇ」というのが通用しない分、単語の使い方というのは、予想以上にとてもセンシティブだと思います。

ぜひまた近況をお知らせください!訪問、ありがとうございました!