28 December 2007

英国の広く続く丘


Manchesterから南にBirminghamやLondonに向かうその道中に窓から見える景色は、もっぱらなだらかな牧草地が多いです。

緩やかに傾斜のついたなだらかな丘と、その丘を囲むようにして林が並んでいます。
間を流れる川は、コンクリートで舗装されることなく、自然のままに流れています。 
緑の丘には、栗毛の馬や、思い思いに草をはむ顔が真っ黒で白い毛の羊たちが、のんびりとしています。 
煤で黒くなったレンガ造りの家が点在していて、石を積み上げただけの塀で囲まれています。雲が晴れて青空が見えることは滅多にありませんけど、灰色の空の下を、セーターにチノパンを来たおじさんが、シェパードやシェルティーを連れて散歩しているのを見かけます。

うわー、なんかすごく、英国!って思います。


林の木々は、ほとんどが落葉樹で、この時期にはすっかり葉は散ってしまっています。
夜には氷点下となるのに、牧草や芝生はまだ青々としています。
日本の芝生や牧草とは、種類が違うんでしょうか。

いつもとても不思議に思うのですが、この風景を見るたびに、なんだか非常に懐かしい気がします。 もしかしたら、どことなく私が育った場所の昔の風景に似ているのかもしれません。

真冬の到来と、その後の春に向かっていくときに、この丘がどんな姿になっていくのか今からすごく楽しみです。

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