03 December 2008

Running

 「ウオーキングだったり、定期的な運動が必要ですよね」

 なんて言っている自分が、運動していない、、、ってこと、医療者にとってはよくある話。

 尊敬する医師の一人に、地方のマラソン大会で優勝するくらいのRunnerがいらっしゃいます。地域の病院を、文字通り支えておられて、かつ、毎日何十キロも走り、かつ、英文での論文を年に何本も書いてしまうという、スーパーマンです。

 その先生に触発されたのもあり、また、かつてフルマラソンで得難い経験をしたこともあり、自分も運動しないとなぁ、、と思い立ち、一人でもいつでもどこでもできるRunningを始めることにしました。
 Londonは、あちらこちらに公園がたくさんあり、Fitness clubもたくさんあります。
 実際に、街中いたるところでランニングしている人たちが大勢います。
 休みになると、London中心部のHyde Parkでは、Runnerだらけになります。

 さぁやるぞ!と思ってちょっと走り始めたら、あっという間に膝が痛くなり、ランニングシューズを新調しました。 スポーツショップには、自分の走りをビデオに撮ってくれ、走りの癖や足の形に合わせてシューズを選んでくれるサービスがあります。
 新しい靴で走ると、実に快適。道具から入るって言うのも、大切です。

 さらに、Motivationを維持するためにと思い、新調したNIKEのシューズとiPodをリンクさせて、自分の走った記録を残せる NIKE+ iPod を導入。


 NIKE + iPod
 http://www.apple.com/jp/ipod/nike/

 これはですね、Addictiveです。
 非常にハマリます。

 小さな発信器を靴に仕込んでおき、iPodに受信機を取り付けて、走っている間中フィードバックを受け続けながら走ることができ、その記録を、NIKE+というWebにリンクします。(iPodとiTuneをリンクさせると、自動的に転送できるようになります。)

 NIKE+ webでは、世界中のRunnerたちが、独自の目標を設定したり、グループを募ったりして、お互い励まし合いながら、競い合いながら、毎日走っているのが分かります。
 Professionalでやっている人あり、ビギナーあり、ウォーキングありの、其々がそれぞれに頑張っているのが励みになります。

 現在、いくつかの"Challenge"に取り組み中で、30日間でどれだけ走れるか、とか、クリスマスまでに50km!とか、5km一番早く走れるのは?とか、チームを組んで一番長距離を走ったチームは?といった感じで、「よし、今日も走ろう!」と思える仕組みがたくさんあります。

 AppleとNikeのコラボレーションですが、カスタマーとのWin-Winだなーなんて思います。
 非常にうまい仕組みを考えたものです。
 こちらの世界の出来事を、あちら(Web)の世界で結びつけ、さらにこちらの世界に役立てるという、うまい仕組みだと思います。

 もうひとつ、Win-Winのコラボがあるのですが、それはまた次回に。

 左のガジェットに、走った記録が反映されています。
 まずは10kmを60分以内というのが、とりあえずの目標! 
 頑張りますっ!

2 comments:

familymed758 said...

Tagさんこんにちは
常夏のオーランドから雪のアナーバーに帰るも、寒すぎて外で運動ができないfamilymed758です。
このシステム良いですね〜!クリニックで、糖尿病などの運動療法にも使えますね〜。禁煙マラソンとかなり近いものを感じますが、こういったメソッドの効用をエビデンスにして発信していくこともできるなあ〜などと、妄想だけが先走りしますが、まずは増えた自分の体重と格闘したいと思います。

Tag said...

familymed758さん、いつもありがとうございます。

確かにアナーバーは寒いでしょうねぇ。いま、一緒のチームで走っている方が、USのIdahoなんですが、トウモロコシ畑の脇を毎日20kmくらい走っているとか。いやぁ、USっぽいです。

おっしゃる通り、これ、継続的な運動をするBehavior changeにつかえるんじゃないか?って思いました。
同じ目的をもって、お互いチャットで励まし合いながら、アドバイスし合いながら運動を継続するという意味では、画期的な取り組みです。
ただ、こうしたことに取り組む(というか面白がる)人たちというのが、そもそも何らかのPotentialのある人たちというところでは、設定をきちんとしないと、ですね。
ただ、NIKEとMacに掛け合ってみるというのは、結構現実味がありそうな気がします!