20 September 2008

7つの習慣: 7 habits

 今さらって感じですが、英語で読んでみて、なるほどーって思ったので、日本語ではどんな風に表現してるんだろうと思って、再度読み返してみています。

7つの習慣―成功には原則があった!
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The 7 Habits of Highly Effective People: Powerful Lessons in Personal Change
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  • 発売日: 2004/09/27


 昨日、Londonで大変お世話になってるN先生とも話したのですが、これって、これまでの哲学者やいろんな著名人達がいい伝えてきたものを上手くサマライズしてくれてます。

 でも、
 「それはわかってるけど、それが出来ないっていうのが困ってるんじゃん!」
 ってかんじ。

 ただ、「人にはそれぞれの使命があり、それを達成するために一番大切にすべきことを中心に、生きていきましょう」というのには納得。
 本の中の例で、マネジャーは森を切り開くときに、効率よく切り開くための方略をつかさどっており、リーダーというのは、その森を高いところから見て、切り開くべき森かどうかを見極める、というのがあります。
 自分自身の中にマネージャーとリーダーがいて、えてしてマネージャー(いろんなツールを使って効率よくタスクを進めていく)が主導権を握り、リーダー(どこに向かって進んでいくか)がしっかりしていないことがあります。そうすると、間違ったところに早く着くだけで、結局本当の目的地には、たどりつけない。

 Time managementやいろいろなツールは、「自分自身が何を一番大切に思っているのか」という自分のミッションステイトメントがあって、初めて生きてくるものなんだよなぁーって、痛感。もうちょっと、右脳(直感)だけじゃなくて左脳(分析)も使わないとな、うん。

 いろいろな自己啓発系の本や教育学、マネジメント系の本を読んで、うーんって頭がごちゃごちゃになっているときに、再度読み返してみると、ふっと繋がるところがあったりします。
 あぁ、そうだった、そうだった。私が目指しているのは、こっちじゃなくてあっちだった、みたいな、ね。

Infection control vs Environment

 UKで生活をして1年がたちますが、今もまだ、毎日1つは驚いてしまう日々を送っています。
 そんな中、UKで医療を行うようになって、何しろ驚いたことの一つ、それは

 外来で使用する医療器具は基本的に「全て」ディスポーザブル

 ということ。

 たとえば、小さな傷を縫うとき、日本であれば、洗浄・消毒して滅菌されたセッシ(ピンセット)やはさみを使います。 利用し終わったら、また洗浄・消毒の上、滅菌します。切れ味が悪くなれば刃を研ぎます。大きな病院では、医療材料部などの部門が、せっせときれいにしてくれています。

 が、UKでは、1回使いきりで、その後は全て「医療廃棄物」として捨てます。
 水いぼを取ったピンセット(ステンレス)も、ガーゼを切っただけのハサミ(ステンレス)も、膣内を観察するのにつかったクスコ(プラスチック)も、傷を縫うために使ったカンシや持針器(ステンレス)なども、すべて「ゴミ」になります。
 使う時には、滅菌済みの紙袋から取り出し、使ったら、すべて医療廃棄物用ゴミ箱行きです。
 ですから、処置台の上にセッシ立てやガーゼカストなんてものは見当たりません。

 思わず「もったいないなぁ、、」というのが感想。
 洗って消毒すれば使えるのになぁ、医療廃棄物として捨てるとなると資源は回収できないようなぁ、埋立地はどうしてるんだろう、、などと考えてしまいます。

 また、点滴の容器やチューブも、分別ではなく、すべてのルート(点滴パックから点滴の針まで)を一括してゴミ箱行きです。

 なぜそうした処理方法になったのか、この医療廃棄物はどのようにして処理されているのか、などについては、これから調べてみようと思っていますが、いやぁ、全部捨てちゃうというのはなぁーという感じ。
 いずれ地上のすべての鉱物の原材料がなくなった時、こうしたステンレスを掘り返すことになるんだろうかなどと、えらい先のことまで考えてしまいます。

 再利用するにもコストがかかりますが、捨ててしまうのにも当然コストがかかる。
 おそらく、医療事故などのコストも考えた上での判断なのでしょうが、何しろびっくりです。 全部洗って、消毒して、医療器具が足りなくて困っているところに出荷したらどうだろうなんて、考えてしまいます。(たぶん、医師法違反でしょうね、これは。)
 
 何かいいアイデアはないもんかと思ってしまいます。

17 September 2008

Healthcare Management

 まずはHealthcare Managementの守備範囲について、また今現在議論になっていることなどについて網羅したものを読むとしたら、これ。

 
Healthcare Management
Healthcare Management
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 MSc Healthcare ManagementのHealth Policyについて講義してくださった Kieran Walshe が編集されたもので、まずはこれを読むことで、大枠について理解ができます。

 課題のEssayを核にあたって、まずこれを読んで、それから参考文献を当たり、どんどん孫引きをしていくという方法をとりました。

目次
1) Introduction: The current and future challenges of healthcare management
2) The politics of healthcare and the health policy process: implications for healthcare management
3) Financing healthcare: financing systems and healthcare costs
4) Healthcare systems: An overview of health service provision and service delivery
5) Managing healthcare technologies and innovation
6) Health and Well-being: The wider context for healthcare management
7) Managing in primary care
8) Managing in acute care
9) Managing in mental health
10) Service and capital management
11) Healthcare system strategy and planning
12) Healthcare commissioning and contracting
13) Information technology and information systems: so beguiling, so difficult
14) Human resource management in healthcare
15) Working with healthcare professionals
16) Governance and the work of health service boards
17) Managing in partnership with other agencies
18) Performance measurement and improvement
19) Leadership and its development in healthcare
20) Organisational development and organisational design
21) Personal effectiveness
22) Appreciating the challenge of change
23) Managing resources
24) Managing the people: the dynamics of teamwork
25) The user perspectives and user involvement
26) Quality improvement in healthcare
27) Research, evaluation and evidence-based management
28) Conclusion: complexity, challenge and creativity in healthcare management

Finish!


 またまたご無沙汰をいたしました。
 日本ではまだ残暑が厳しいと聞いています。台風の接近も心配ですね。

 さて、先週の土曜日、この1年間のMasters programmeの最後の課題であるDissertationを提出いたしました。
 Time managementについて人に語ることもあるというのに、やっぱり直前まで(提出日の午前10時まで)あーでもない、こーでもないと書き直し続け、最後には、とりあえず形にして提出、という感じになってしまいました。

 PassかFailかは、11月にならないと分からないですが、なんとかPassしてたらなぁと願っております。

 テーマは、なぜ日本のPrimary care の現場では、数多くの患者さんを待ち時間が少ない状態でManage出来ているのか、ということをCase studyとして解析するというものです。

 そもそもは、英国のNHS(National Health Service)での(日本の感覚からは)想像を絶する待ち時間(Waiting lists)があるということがどうしても理解しがたく、最初の授業を受けたときからずーっと疑問になっていたからなのでした。
 本来なら、NHSを舞台にResearchをしたかったのですが、さまざまな制約があり実現しがたい現実があり、逆に、なぜ日本では可能なのか?という質問に置き換えて、かつてお世話になった日本の診療所についてのCase studyという形をとりました。

 Researchは、質的研究の手法をとり、Overt Observation(観察されている人たちが観察されていると分かる状況での観察研究手法)と、Group interviewという方法をメインに、診療所の背景や研究機関に診療所をおとづれた患者さんの数などを提示し、なぜ多数の患者さんの診療を、検査なども含めて「その日のうちに」終了させることができているのか、看護師さんたちの働き方に焦点を当ててStudyをすすめていきました。

 Observation、Interviewを通じて、これほどまでに「できる」看護師さんたちに囲まれて仕事ができていたのだと、本当に感謝し、またさらに、どうしてこうした看護師さんたちが生み出されるのか、どういった要素が彼女たちのモチベーションに影響しているのか、さらに興味がわいてきました。
 日本の看護教育の特徴や、日本語の持つ言語の特徴、ものづくりなどに代表されるPerfectionism、Networking理論、組織文化、Operation managementなどなど、関連する分野は多岐に及び、到底Masterレベルで決着のつくものではない、ということがわかっただけでも収穫でした。

 このDissertationを勧めるにあたり、私のTutorになってくださったのは、Dr. Gill Harveyで、UKの看護に関する質改善のエキスパートでもあり、最近NHSにおけるQuality improvementに関するレポートをまとめた一員でもあります。仕事におけるキャリアもさることながら、小さなお子さんを抱えるお母様でもあり、またUKでも偉大なRole modelに出会うことができました。

 今後のBlogでは、Manchesterで出会った友人たちからの学びや、Moduleで使用されたText、論文を書くにあたって参考になった文献などを紹介していこうと思います。

 そうそう、2008年7月より、Londonにて仕事を始めました。
 日本人クリニックでGeneral Practitionerとして、臨床現場で働いています。
 やはり、患者さんと向かい合うということは、本当に刺激的で興味深くて、こうして医師として働けていることを有難く思う毎日です。

 それでは皆様、当分ご無沙汰でしたが、またお付き合いくださいませ。

 

28 June 2008

御無沙汰でございます

 気がついたら、2か月も更新しておりませんでした。 すみません。
 その間も、訪問してくださった方がいらっしゃったようで、ありがとうございます。

 Draftはたくさんあるので、Uploadできる形にして、少しずつ上げていくようにしたいと思ってます。

 いまは日本に帰ってきていて、またまた色々感じることがあります。

 やっぱり、日本のお米はおいしいなぁとか、
 電車は本当に遅れないなぁとか、
 みんな赤信号で待ってるなぁとか、
 お店の店員さんは丁寧だなぁとか、
 魚がたくさん売ってて美味しそうだなぁとか、
 湿度が高くてお肌がしっとりだなぁとか、
 やっぱり温泉は何にも代えがたいよなぁとか。

 改めて気がついて、びっくりしたというか、不思議な感じになったことがいくつか。

 電車やバスに乗って、乗客の皆さんを見渡すと、みんな髪の毛が真っ黒なんですね。当たり前ですが。 でも、英国も、この間訪問したスイスでも、「真っ黒」っていうことは、まずない。
 たまに、茶色く染めた人がいたりしますが、でも、そんな「真っ黒な頭たち」を見ていて、あぁ、やっぱりアジアなんだなぁって思ったりします。

 それから、化粧品売り場で、ファンデーションを見ていた時、すごく色の種類が少ないなぁって思った。 多民族がいるところだと、本当に真っ白な色からこげ茶くらいまでの色が、ずらーっと並ぶ。 それに、なんだか日本人のモデルさんの顔立ちとかメイクが、「同じ」に見える。 

 ちょっと変わった髪形をしたり、服装をしたりすると、日本ではすごく「見られている」気がする。 スッピンでGパンにシャツだと、ダメかしら? 振り返られちゃうことがあるくらい。 
 Manchesterでは、まずそんな経験はしたことがない。 だって、肌の色も、洋服も、髪形も、メイクも、みんなそれぞれ全然違うんだもの。 半袖の人とダウンジャケットを着た人が同時に道を歩いているってことが、普通にあり得る。

 「同じことが当たり前」っていうことが、「違うことが当たり前」って言うところに行くことで、初めてわかる。
 「違うことが当たり前」って言うことに慣れてくると、「同じことが当たり前」っていうことが「あり得る」ということを忘れちゃったりする。 で、忘れちゃってるってことに、気がつく。
 2つの国を行ったり来たりすることで、毎回いろんなことに驚いたり、ありがたく思ったり、妙に納得したり、発見がたくさんある。

 どっちがいいとか悪いとかじゃない。
 ただ、もっと「違う」ってことを楽しんだり、「同じ」っていうことを試してみたり、してもいんじゃないかなぁって思う。 

 文化でも、習慣でも、学問でも、生活でも、違うものの間を行ったり来たりすることで、新しい発見って、もっとできるんじゃないかなぁ。